神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
宮前区版 公開:2025年1月17日 エリアトップへ

市地域文化財に花供養塔 馬絹の泉福寺境内

文化

公開:2025年1月17日

  • X
  • LINE
  • hatena
(上)馬絹の花供養塔、(下)橘消防組第四部の消防ポンプ車及び装備類
(上)馬絹の花供養塔、(下)橘消防組第四部の消防ポンプ車及び装備類

 地域で大切に守られてきた文化財に光を当てる「川崎市地域文化財」に、川崎市は新たに馬絹の花供養塔など24件を決定し、昨年12月25日に発表した。

 「川崎市地域文化財顕彰制度」は市が2017年に創設。法的な文化財としては指定・登録されていないが、地域の生活や風土に根ざして継承された建造物や民俗文化などを市民が推薦し、市の文化財審議会でのヒアリングを経て、市教育委員会が「地域文化財」として決定する。

新たに24件

 今回新たに加わったのは、有形文化財11件と有形民俗文化財13件の計24件。地域別では川崎区6件、高津区5件、宮前区5件、中原区4件、多摩区4件で、累計264件となった。

1963年建立

 このうち馬絹の「花供養塔」は、泉福寺境内に1963年(昭和38年)、馬絹花卉生産組合によって建立された。花桃はつぼみが固いうちに収穫して暗室の中で開花時期を調整し、3月3日の桃の節句にあわせて出荷される。そのためこの地域の花卉農家が毎年8月に集まり、花桃への感謝をささげる「花供養祭」が百年以上、続いてきた。

 また、杉山神社資料館(高津区)に保管される「橘消防組第四部の消防ポンプ車及び装備類」は、末長地区が「橘樹郡橘村」だった時代の地域防災の取り組みを知る貴重な資料として、推薦・決定された。

 市の担当者は「都市化が進む市内にも多様な文化財が残されている。地域の文化や歴史を知り、愛着を持って欲しい」と話す。詳細は市教委文化財課のウェブサイト。

宮前区版のトップニュース最新6

医師会長「初心忘れず」

新型コロナ国内感染から5年

医師会長「初心忘れず」

年末年始の患者数400人

2月14日

防災・防犯、子育てに重点

川崎市予算案

防災・防犯、子育てに重点

トイレ対策に2億円

2月14日

市立川崎高が2部門制す

C級グルメコンテスト

市立川崎高が2部門制す

地場産レシピの頂点に

2月7日

全国初の実証実験

川崎市・自動運転バス

全国初の実証実験

27年度の実装めざす

2月7日

「夢」の夏フェス開催へ

野川子ども会議

「夢」の夏フェス開催へ

小中4校がタッグ

1月31日

体育館の空調整備へ

川崎市公立学校

体育館の空調整備へ

市議会、全会一致で可決

1月31日

<PR>

あっとほーむデスク

  • 2月7日0:00更新

  • 1月17日0:00更新

  • 1月10日0:00更新

宮前区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

宮前区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年2月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook