意見広告・議会報告
市政報告Vol.52 向丘出張所の今後の活用方針取組状況と今後について! 川崎市議会議員 矢沢たかお
2月13日から3月19日の会期で市議会第1回定例会が行われています。予算審査特別委員会で取り上げたテーマのうち、今回は令和4年2月に策定された「宮前区役所向丘出張所の今後の活用に関する方針」の取組状況と今後についてご報告致します。
本方針は鷺沼駅再開発に伴う公共機能の移転を契機として、地域バランスへの配慮から策定されました。市民意見を整理し、その将来像の実現に求められる機能を8つにまとめ、それぞれの取組を推進していくものとなっています。
方針策定から3年を迎える中で、これまでの取組と成果、次年度予算の内容を宮前区長に質問しました。区長は「地域の居場所づくりなどの取組を引き続き進めると共に、出張所前のバスベイ設置工事と合わせた庁舎へのアプローチの改善工事や休日等の庁舎活用など、出張所での活動や地域交流を促す取組を進めていく」と答弁しました。本方針では「求められる8つの機能と31の具体的施策」が掲げられています。木質化やトイレ改修など成果が上がっているものもあれば、進捗していない施策もあります。一つ一つをしっかりと棚卸し、市民や議会に周知していく事を求めたところ、市民文化局長からは「市政だより宮前区版で特集記事を掲載するなど、周知に取り組んできたが、今後は31の具体的な施策の進捗管理を加え、情報提供を適時・適切に行なっていく」と答弁がありました。
行政手続きに課題
進捗が見られない代表的な事業が「行政手続き」に関するものです。向丘出張所における「オンライン相談や手続きに加え、それらをサポートする手法の検討」に関し、なぜ進捗が見られないのかを問いました。市民文化局長は「オンライン相談については、導入事例の調査や課題の整理に時間を要して着手出来ていない。デジタルデバイド対策も重要と考えており、オンライン手続きや相談のサポート手法についても検討し、市民サービスの向上に取り組んでいく」と答弁しました。最後に出張所の将来像について、区長から「地域の暮らしを支える取組を充実させながら、多世代が気軽に立ち寄り、人や活動がつながる、向丘地区の核となる出張所をめざす」と答弁がありました。
行政が掲げた31の具体的施策について、その進捗を管理し検証する事は重要です。引き続き、向丘出張所の改善に向けた取組を進めて参ります。
![]() 質問の様子
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3月21日
3月14日