夏の終わりから秋の初めに咲くフジバカマ薄紅色の小さな花が咲き始めました。桜餅に似た葉の香りに朝夕癒されます。

　10月12日は、野川神明社例大祭がありました。「神輿が今、富士見プラザから出たとの連絡が入ったから、そろそろ来るよ」などと言いながら、ご近所さんたちとホーム前で待ち構えました。子ども神輿、大人神輿、掛け声とお練りの壮大さに感動しました。「五穀豊穣」や「子孫繁栄」を願い、夕飯は栗おこわとけんちん汁。利用者さんたちは連休で、翌日は鷺沼でカラオケ、月末は南野川小学校での市長選挙投票、その間空いた日は順番にタンス整理、理事長と２人でライフで衣類買い物して衣替えしました。11月の連休はみんなで外食、やっぱり今回も「人が好き、町が好き、この地が大好き…」ですね。グループホームには、精神知的障がい者を対象にさまざまな事情の方が入居しています。体験入居ご相談ください。（理事長／渡邊寛美）

人生を棒に振らないために

　飲む（アルコール）、打つ（ギャンブル）、買う（性）に程よくはまるなら、ストレスも発散し楽しく快適に過ごせますが、はまり過ぎて依存症になると、社会生活が破たんするだけでなく、症状の特徴から犯罪を犯すおそれがあります。例えば、暴力事件や飲酒運転などの犯罪や違反を犯すアルコール依存症、オンラインカジノやパチンコなどにはまり過ぎて借金が膨らみ、闇バイトに手を出して犯罪を犯すギャンブル依存症、痴漢・盗撮・ＳＮＳを介した児童買春などの犯罪を犯す性依存症などです。

　そこで私は、この病気にかかって人生を棒に振らないでもらいたいとの思いから、依存症になる原因と防止策を提言し、併せて、犯罪の被害に遭わないための予防策を取りまとめた冊子「犯罪と依存症から身を守るために」と、手札型の冊子「犯罪と依存症から身を守る」を作成しました。

　いずれの冊子にも菜の花とレンゲの種を添付して、施設のほか、アリーノ、向丘出張所、福祉パルなどで無料配布しています。

（施設長／元宮前警察署長・小坂公造）

NPO法人宮前かぐやの里（たより30）

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