普通ごみ収集 週2回へ 来年9月めどに見直し
川崎市はこのほど、市内のごみ処理基本計画における行動計画の改定を発表した。来年9月をめどに普通ごみの収集回数を週3回から2回に見直すほか、すでに南部3区で実施しているプラスチック製容器包装の分別収集を全市で実施することなどを盛り込んだ。
プラ分別も全市実施
ごみの減量化・資源化は地球環境に配慮した循環型の社会をめざす基本理念と、現在のペースで処理を続けていくと浮島にある廃棄物埋め立て処分場がおおよそ40年後(2052年度)には満杯となり、その後市内に新たな処分場を確保することが困難な状況が背景にある。
今回の改定について、市は昨年11月から川崎市環境審議会の答申や市民意見などをふまえて検討。次の4つを重点施策に位置づけた。【1】現行4センターある焼却処理施設の3センター体制への移行【2】すでに川崎、幸、中原区で実施しているプラスチック製容器包装の分別収集について来年9月をめどに、北部4区でも実施【3】あわせて普通ごみの収集回数をこれまでの週3回から2回への見直し【4】災害時における安全・安心な廃棄物処理体制の確立。このほか計画では、市民一日あたりのごみ排出量についての新たな削減目標や、53の具体的施策を設定している。環境局廃棄物政策担当では「昨年3月から実施しているミックスペーパーや南部3区におけるプラスチック製容器包装の分別収集をはじめ、市民の協力で大幅な減量・再資源化となっている。さらなる減量化・資源化をめざし、協力をお願いしたい」と理解を求め、今後、市民説明会や広報誌などを通じ周知を図っていくという。計画本文については川崎市環境局のホームページで見ることができる。
問合せは生活環境部廃棄物政策担当【電話】044・200・2557まで。
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3月29日