連載【11】「町内会・自治会の震災対策」 新作第一町内会 市民プラザで初の訓練も実施
3・11の震災以降、住民らの防災への意識が、それまで以上に高まったことから、同町内会では今年、エリア内にある市民プラザで初となる訓練を実施。50人以上が集まった訓練では、池の水をポンプで汲み上げ、消火ホースを使って初期消火の段取りを確認した。
住民自らが消火栓にホースをつなぎ、消火にあたれるよう、消火ホース一式も2組購入。今回の訓練には、その使用法を確認する意味もあった。
10世帯に1本、約160本の消火器を順次、導入する予定もある。「スポーツ大会等で消火器訓練を行うのも効率的」と初期消火体制を築く必要性を訴える。
市民プラザに防災倉庫を設置し食料や資材を備蓄することも、市への要望を経て決定している。
「訓練の本当の目的は、それを通して人の動きや気持ち、顔を知り、住人同士の絆ができること」と若林さん。それこそが共助につながる、との信念がある。
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4月26日