寄 稿 高津区の地下を通るリニア中央新幹線 川崎市議会議員 いのまた美恵
9月18日、リニア中央新幹線の環境影響評価準備書が公表されました。東京・名古屋間の大深度40メートルに作るトンネルの正式ルートや、中間駅、車両基地、立坑(非常口)の位置がやっと明らかになりました。川崎市域では麻生鶴川総合運動場、東百合丘3丁目、犬蔵3丁目清水台交差点そば、梶ヶ谷JR貨物ターミナル、等々力グランドをつなぐルートで、その5か所に掘った土砂を運び出す立坑(非常口)を作る計画です。13年間続く工事で出てくる土砂は川崎市内で660トン、運搬用ダンプカー24万台と推計されています。高津区は梶ヶ谷JR貨物ターミナルから千年を通過します。その後中原区の新城、宮内、等々力と通過します。
この度初めて正式なルートが明らかになったので、通過する上に住む住民や、立坑が近所にできる住民、リニア新幹線計画に疑問のある住民は気になる問題点をどんどん出してほしいと思います。各区役所に環境影響評価準備書が置いてあります。縦覧をして11月5日までに意見を出してください。
JR東海による説明会も市内11か所で行われます。高津区周辺では、10月12日(土)18:15中原市民館、14日(月)18:40市民プラザ、15日(火)18:45エポックなかはら、17日(木)18:30市民プラザで行われます。千年・新城一帯は地下水が多く、無尽に流れているため、下水工事で地盤が陥没した事故も多発してきました。等々力一帯は多摩川からの伏流水も入り込んでいます。地下水問題は地元ならではの意見もあると思います。非常時には、非常口から1000人近く避難してきます。近隣の状況を頭に描きながら、ぜひ意見を出していただきたいと思います。
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4月19日