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高津区 意見広告

公開日:2025.11.14

市政報告vol.028
市立中学校の教職員の休憩時間について
あしたの川崎・日本維新の会 川崎市議会議員 岩田ひでたか

【1】休めない教職員

 9月25日の決算審査特別委員会(文教分科会)で、教職員の休憩時間について質問しました。令和5年度の勤務実態調査では、市立中学校の教職員の92・9%が「ほとんど休憩を取れていない」と回答しています。

【2】法律と現実

 教職員の休憩時間は、授業後の15時30分〜16時15分とされていますが、この時間は多くの教職員が部活動の指導にあたっており、実際に休むことはほぼ不可能です。市立学校の教職員は、地方公務員法や教育公務員特例法に基づき労働基準法が準用され、休憩時間の確保が義務づけられていますが、十分に守られていないのが現実です。

【3】給食時の外部人材活用

 休憩時間を確保する方法の一つとして、給食時間に外部人材を活用することが考えられます。食物アレルギー対応という課題はありますが、本市の「市立学校におけるアレルギー疾患を有する児童生徒への対応マニュアル」の活用や、他都市で行われている退職教員による対応事例が参考になります。

【4】その他の負担軽減も

 先の勤務実態調査では、教職員が負担を感じている業務として、成績処理(41・7%)、部活動・クラブ活動(38・2%)、保護者・PTA対応(27・0%)、調査・報告書作成等(25・6%)が挙げられています。休憩時間の確保が難しい現状を踏まえ、AIの活用による成績処理の効率化、部活動指導員の更なる増員など、教職員の負担軽減に取り組んでまいります。

岩田ひでたか

TEL:050-3479-9169

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