ジュニア世代のトップスイマーが集う第39回全国JOC春季大会が3月27日から4日間、東京辰巳国際水泳場などで開催され、区内のNECグリーンスイミングクラブ溝の口とカワサキスイミングクラブに所属する選手が活躍を見せた。
NECGSC溝の口
NECグリーンスイミング溝の口は、13〜14歳区分でクラブ初となる団体優勝を果たした。けん引したのは、男子400mフリー、メドレーリレーの2冠だ。
フリーリレーのメンバーは、水野大輝君(神奈川大学付属中)、椎橋遊理君(戸越台中)、菅原海心君(平中)、中野功大君(西中原中)。事前のエントリータイムから優勝候補だったこともあり「勝てて嬉しかったし、ほっとした」と椎橋君は振り返る。実は大会のひと月前、メンバーの1人、田渕海斗君がケガで欠場。急遽、メンバー入りした菅原君は「焦ったけど田渕君にアドバイスをもらいながら全力を尽くせた」と話し、任された第3泳者で首位に立つ快泳を見せた。アンカーの中野君は「田渕君がすごく応援してくれたことが嬉しかった」と話す。
メドレーのメンバーは菅原君、中野君、福原慎太朗君(鶴見大学付属中)、椎橋君。第1泳者から一度も首位を譲らず圧勝だった。第3泳者(バタフライ)の福原君は「前の2人が流れを作ってくれた」と緊張せずレースに挑めたという。
水野君は「夏は個人も勝てるように。メンバーは変わるけど、夏も優勝を狙いたい」と語った。
カワサキSC
カワサキスイミングクラブは、西川知希君(西高津中)が11〜12歳区分50m自由形で優勝、100mで準優勝を果たした。同クラブの競泳優勝は8年ぶり。
西川君は「ターンした時に『勝てる』と思っていた。結果が出た瞬間は嬉しかった」と振り返る。50mのタイムは自己ベストの24秒74。前哨戦となる2月の大会で優勝できなかった悔しさが原動力になったという。
指導する新井洋之さんは「ピークを決勝に持ってくる集中力のある選手。この先が楽しみ」と期待する。今春中学に進学。「上の学年の人と戦えるように」と西川君。7月の県大会で上位を目指す。
また、同クラブでは、水球(12歳以下)で3位を獲得。優秀選手に村尾陸太君(西高津中)、武田豪大君(宮崎中)が選ばれた。
同大会は日本水泳連盟が主催。18歳以下(大学生を除く)の選手が出場でき、年齢毎に競泳は5区分、水球は4区分に分けて頂点を目指す。今大会は330クラブが出場した。
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