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郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第2話 その3 加藤 孝市さん

掲載号:2019年7月5日号

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◆子どもの正月行事 精の神(どんど焼き)

 正月の松が取れると、小・中学生20人くらいで下作延や溝口駅周辺の家・商店をリアカーで回り、正月飾りや古いお札を集めて歩きました。その時にお金(おみき銭)ももらいました。集めた飾りなどは1月13日に学校から帰ってから空き地に大きい竹を中心に円形の小屋を建て、一晩小屋の中でお菓子などを食べながら過ごしました。翌朝の6時頃、「精の神に火をつけるぞ」と大声で宣伝しながら町内を歩きました。宅地化に伴い、空き地もなくなり、昭和30年を最後に中止になり、高津地区に残っていた精の神は姿を消しました。その後、昭和60年代高津青年会議により数年間行われましたが、中止になりました。昔の行事が姿を消すことは寂しいですね。

◆活気あふれる溝口周辺

 溝口には東京工機、ミツトヨ、東芝など工場がたくさんあって、賑わっていました。大山街道には多摩川を越えて東京の人も買い物に来ていました。お店もたくさんあって「溝の口百貨店」があったんです。ここに昭和27、28年だったでしょうか…水洗トイレがこの辺りで最初にできて学校帰りにどんなものか、友達と見に行き水を流して「なるほど」なんてね(笑)。大貫病院は既にあって、昭和32年に山口耳鼻科が開業。私は開業後、2〜3番目の患者でした(笑)。その後、安藤整形外科、帝京大学附属病院、高津中央病院ができました。
 

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