郷土史には記録されない、たかつの記憶をたどる まちのこぼれ話 第16話 その1 関口 務 さん
◆どんな子ども時代を過ごされましたか
終戦のときは、4歳でした。姉1人に私で、私の下に妹と弟が1人ずつで4人兄弟です。当時は、幼稚園というものがなく、近くのお寺に託児所がありましたが、祖父母がいたのでお世話になりませんでした。小学校は家から歩いて20 分の橘小学校に通いました。子どもながら、どこへでも歩いていきましたよ。私の母の実家の犬蔵や、今の聖マリアンナ病院くらいまでなら歩いた記憶があります。時間にして2、3時間くらいですかねえ。
電車はこげ茶の南武線や溝の口までの大井町線がありましたが、子どもだから乗り方を知らないし。乗ったのは高校生ぐらいになってからです。
◆どんな遊びがありましたか
何と言っても、「ターザンごっこ」ですね。「熊の森」という近くの山にターザンの木や江戸見桜の木がありました。高津区の資料にもありますが、ターザンの木は、太い蔓がからまって子どもがぶら下がるのに、丁度良かったのです。とにかく子どもがたくさん集まりました。 江戸見桜は現在は3代目でしょうか。終戦後の遊びは、防空壕の中の迷路です。落とし穴も作りました。暗闇の中で追いかけ合って2人が正面衝突して顔から火花が散って、なんだか鼻のあたりがヌルヌルするなあと思って外へ出たら、2人とも鼻血を流してるんですよ(笑)。
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