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高津区 トップニュース社会

公開日:2021.04.23

子母口「橘公園」
「帰宅支援場所」機能向上へ
改修整備、作業大詰め

  • 雑木林を造成した「園路広場」も整備された

  • 案内板もリニューアル

 昨年秋から着工していた「橘公園」(高津区子母口565)の改修事業が大詰めを迎え、供用開始に向け作業が急ピッチで進んでいる。これは、管理棟前の雑木林をリニューアルし憩いのスペースを新設するなど、利用者のニーズを考慮したもの。今月末ごろまでの作業完了後、検査を経て広く開放される予定となっている。



 1975年(昭和50年)年1月16日に開設された「橘公園」は、隣接する子母口小学校に通う児童の遊び場として、また園内広場は高津区ゲートボール協会のメンバーらによる練習会場としても利用されるなど高津区民に広く親しまれている。また、尻手黒川道路に隣接している場所柄、2011年3月に発生した東日本大震災の際には徒歩で帰宅する多くの人たちが休憩のために立ち寄るなど、防災拠点としての役割も担ってきた。



バリアフリー化も



 今回の改修も「防災関連施設等整備工事」と位置付けられ、大規模災害発生時などに徒歩帰宅者が多数立ち寄ることを想定。支援場所としての機能向上を目的に、園内のトイレや水道を刷新したほか、バリアフリー化も実現。管理棟前の雑木林を造成し、明るく見通しの良い「園路広場」を拡充したほか、停電に備え「ソーラー照明灯」の整備なども行われている。



 工事担当者は「3・11の教訓から電車やバスが止まる事を考慮し公園周辺の案内板なども新設した。多くの方の安心感を醸成する一助になれば」と話している。

 

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