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『川崎の町名』改訂作業を担う日本地名研究所の事務局長を務める 菊地 恒雄さん 中原区在住 77歳

掲載号:2021年10月8日号

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生きた経験 今につなぐ

 ○…発刊以来30年ぶりに改訂される『川崎の町名』。地名研として市民講座の講師を務めるなど、地名の啓蒙に尽力してきたこともあり「市民の協力者が増えた」ことに手応えを滲ませる。「興味を持って参加してもらうことが大事」とし「縛りすぎない」ことも心がける。「関心を寄せてもらい、つながりの中で次に向かえたら」

 ○…1944年、今の北朝鮮で生まれた。「終戦は中国との境い目、朝鮮半島の一番北」。最南端で塹壕(ざんごう)掘りに従事していた父と落ち合うため南下し、引き揚げへ。南北朝鮮を分ける38度線には大きな川があり、越えるために多くの人が亡くなった。子どもは泣くと川に投げられたという。「私は泣かなかったから、捨てられなかったらしい」。帰国後は一家で横須賀市の親類を訪ね、小学校4年生の頃に川崎市へ越してきた。

 ○…大学時代に所属した地理学研究会では渉外担当として全国の会合にも出席。さまざまな団体とつながりを持ち、地域全体をどうとらえるか考える契機となった。3年で引退のところ4年まで継続。「存続が心配で。ばかまじめだったね」。卒業後は市内の小学校の教員に。初任校では地域に入り込み、100周年の記念誌作りに奔走。2校目では分校の閉校式にも立ち会った。宿題は出さず、自身で調べる「課題主義」で、子どもたちとともに地域の昔話採集や地元の課題探しなど生きた教材を作り上げた。校長も務め、定年まで38年勤めあげた経験が「今につながっている。地元のことだけやってきたからね」と晴れやかだ。

 ○…家では「ラジオをかけっぱなし」の音楽好き。休日は音楽と庭仕事。「(夫人の)許可が出たら、草むしりするんだ」と日焼けした笑顔を見せた。

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