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高津区 人物風土記

公開日:2022.03.04

より実践的な消防訓練を行ったJR武蔵溝ノ口駅の駅長を務める
角田 英介さん
溝口在勤 49歳

「ありがとう」を力に

 ○…前任は観光地・小田原駅の副駅長。初の駅長を務める溝口では、警察、消防と協力しテロや災害に備えた実践的な訓練を重ねるなど、乗客の安全・安心を守るため尽力する。コロナで停滞していた各所との連携を「もう一度掘り起こしたい」と地域での関係づくりにも奔走。まもなく迎える区制50周年を「皆で一緒に盛り上げられたら」と企画も思案中だ。

 ○…大学卒業後、一般企業で営業マンとして5年勤め、JRに転職したのは29歳の時。地元の鶴見駅で改札業務などを経て、人事担当として10年近く事務方へ。社員の採用や異動を担い「成長した姿にやりがいを感じる」というが「やっぱり現場が楽しい」とにっこり。みどりの窓口で相談にのった乗客が旅先のお土産を持ってきてくれたり、急病で休んでいった人が後日お礼に訪れたり。溝ノ口駅のお客さんは「温かい」。「ありがとうと言ってもらえるのが社員にも自分にも励みになる」と相好を崩す。

 ○…夫人の実家がある鎌倉市内に3年前に引っ越し、休日の楽しみは10歳と6歳の子どもたちとの散歩。ハイキングコースもあり2時間ほど歩くことも。「精神年齢が若いから」と時には子どもたちと本気でけんかもするが「家族の顔を見るとホッとする」。家を守り、子どもたちをみてくれている夫人には「感謝しかない」と照れ笑い。コロナ禍になる前は毎年の楽しみだった家族旅行に、揃って再び行ける日を心待ちにする。

 ○…着任から9カ月、少し歩けば山や畑が広がるのどかな風景も発見し「高津区は奥深い」としみじみ。今は、エコステーションモデル駅でもある同駅を「もっと知ってもらいたい」との願いもある。「子どもたちにも大人の方にも気軽に来てもらえたら」

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