「街の活性発展」促進 電動キックボードの普及について 衆議院議員 やまぎわ大志郎
10年前、サンフランシスコ視察で電動キックボードの普及を目の当たりにし、日本で展開できれば日本の街が変わると感じました。自転車よりも場所を取らず、スマートフォンを活用することで、どこからでも乗れてどこにでも乗り捨てができる。人の移動手段が増えることで、駅を中心に密集しがちな地域でも、駅やバス停から離れた土地の価値の向上が期待できます。さらに、人の行き来が活発になり、商店街の売上増加、空き家対策等、街の活性化ができると思いました。そこで、同じ問題意識を持つメンバーを集め「自由民主党MaaS議員連盟マイクロモビリティプロジェクトチーム」を組織し、法整備に向けて議論をスタートしました。
免許なしで運転可能に
これまで電動キックボードの運転には免許が必要でした。しかし、今年7月から一定の基準を満たす電動キックボードは、16歳以上であれば免許がなくても運転ができる様になりました。私たちは自賠責保険、保安基準、ナンバープレート等の課題についても一つひとつ丁寧に対応してきました。3年以上かかりましたが、当初の想定よりも早期に法改正に結びつけ、電動キックボードを利用しやすい環境を作ることができました。
新ルールの周知徹底を
法改正からもうすぐ3カ月。便利になった一方で、安全性を軽視したと見られる交通事故が起きていることも事実です。しかし一方的に「危ない乗り物」と断定せず、しっかりと新ルールの周知徹底を図り、一人一人が安全運転を心がける事が何よりも大切です。
街の発展にはまだ可能性があります。「ルールを守り安全に」を基本に、日本中の街にとって大きな契機になることを期待しています。
|
|
|
|
|
|
5月17日
5月10日