「パレスチナ問題」に関心を持ってもらおうと溝口エリアで活動を行った 山田 英里佳さん 中原区在住 18歳
「未来のため」出来る事から
○…様々な社会問題に関心を示し、行動を起こすきっかけ作りに尽力している。今年1月、JR武蔵溝ノ口駅前で社会情勢が激化している「パレスチナ問題」に関心を持ってもらおうと、同じ思いを共有した若者らと共に、駅の利用者などに呼び掛けを行ったのもその一環。「何人かと問題に関して話ができました」と、手応えを語る。
○…幼い頃から、本を読むことが好きだったため、初めて抱いた夢は、小説などの「編集者」。転機が訪れたのは、中学2年の時。家族の仕事の兼ね合いで、シンガポールに住んでいた際、図書室で環境問題に関して、1冊の本に出会う。その時に「地球が変わってしまう」といった危機感に駆られた。
○…高校生の時に帰国し、ボランティア活動に興味を示すように。砂浜のクリーン活動に励んだりする中、辿り着いたのが、茅ケ崎の農場。そこで出会ったのは、生物保全や脱炭素化にも良いと注目されている「不耕起栽培」という農法。この農業に関わる代表者から「若手からも盛り上げて欲しい」といった依頼を受け、ラジオ番組や広報誌を任されるようにもなり「思いが乗せられる時がきた」と活動が加速。この春から進学する大学も農業の専攻を予定しており、関心の高さを窺わせる。他にも様々な場所に出向き、沢山の人と交流しながら今、自分にできる事を模索するなど、最適解を探っている。
○…趣味は「ギターの弾き語り」。だが、今はインプットする時期と割り切り、日々精力的に活動している様子。「自分に何ができるか分からないけれど、立ち止まる時間がもったいない」と活力源を明かす。平和のため、環境のために「色んなこと学んで、日常を守っていきたい」と、熱く話してくれた。
|
|
|
|
|
|
4月26日