高津区 ピックアップ(PR)
公開日:2025.07.25
株式会社小林植木
緑と共に歩んだ30年
地域に根差し、未来を育む
人々の暮らしに寄り添い、街の緑に息吹を吹き込んできた(株)小林植木(子母口)。今年7月に創業30周年を迎える同社の歩みや今後について、代表取締役会長の小林政春さんに伺った。
天職を求め、この道へ
--植木屋の道を選んだ理由を教えてください
「実は、若い頃はやりたいことがなかなか見つからず、さまざまな仕事に就いていました。そんな中、机に座るよりも体を動かして外で仕事をしたいという気持ちが募っていったんです。幼少期には、長崎の豊かな自然に囲まれて育ったため、緑に関わる仕事がしたいと、植木屋の道に進むことを決めました」
--独立までの道のりや、心がけていることを教えてください
「この道に入ってから、親方には『木に習え』と常々言われました。人と同じように、木にも一本一本、性格や成長度合いがある。どうすればその木が一番美しく、健康に育つかを考える。これは本当に奥深いんですよ。また『人任せにするのでもなく、いずれ自分が全てやると考えて、全部できるようになれ』と厳しく教わりましたね。そうして、仕事を始めて約9年で独立しました。以来、どんな仕事にも誠意をもち、真摯に向き合っています。植木業界もお客様のニーズも大きく変化しましたが、木と向き合う心、お客様への感謝の気持ちだけは、変わらず大切にしてきました」
一本一本に向き合う
--木への想いについて教えてください
「私たちが最も大切にしてきたこと。それは『お客様への感謝と、一本一本の木に対する真摯な心』です。歳を重ねると外出の機会が減り、庭がその人の『世界』になることがあります。だからこそ、ただ見た目を良くするだけではいけない。庭にある植物の特徴や、木の形などをしっかり見て、それに合わせた手入れを加えていく。『雑草という名の植物はない』という言葉の通り、植物が持つ個性を理解し、必要な植物を残しながら、お客様の要望に沿うように仕上げていく。それが私たちの仕事なんです」
--後進の育成について教えてください
「私がこれまでに培ってきたノウハウは、惜しみなく社員たちに伝え続けています。そうしたら自分は、また新しい知識を取り入れ、より良い方法を考え、工夫を重ねていかないといけないんです。『木を育てることは、人間社会にも通じる』と私は考えています。一見いびつに見える木でも、その特徴や個性を活かした剪定をしていけば、必ず良い方向に育っていく。それは、人も同じだと思うんです。それぞれの個性や成長度合いを見極め、どうすればその人らしく輝けるかを考えています」
今後の取り組み
--地域のためにどのような取り組みをしているのでしょうか
「『皆様のお役に立てれば』と思い、地域行事にも参加しています。また、大学生限定のサッカークラブチーム「FC GRAN SUMA(グランスーマ)」など、地域団体などの支援にも力を入れています。最近では、毎年12月に子どもたちと門松づくりイベントを開催しています。9月に開かれる技能フェスティバルでも、私たちの技術を直接伝え、植木屋の仕事に興味を持ってもらいたいと思っています」
--これからどんなことに取り組んでいきたいですか
「私は今、特に心を砕いていることが環境への配慮です。古い建物を解体する際、庭にあった木が伐採されてしまうことがあります。木は別の場所に植え替えることもできるのに、環境という観点から見ても、どうなのかなと。一本でも多くの木を残し、次の世代へと繋いでいくために、植木屋として何ができるかと日々考えています」
--最後に、メッセージをお願いします。
「30年間、本当にありがとうございました。皆様のおかげで、小林植木はここまで来ることができました。これからも、暮らしに安らぎと彩りを皆様にお届けできるよう精進してまいります。どうぞ、これからもよろしくお願いいたします」
小林植木様
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〒213-0023 神奈川県川崎市高津区子母口244−5
TEL:044-754-9875
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