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高津区 文化

公開日:2025.08.29

久本大蓮寺
「施餓鬼会(せがきえ)」で先祖偲ぶ
今年は防犯講話も実施

  • 読経を行う大橋住職(中央)ら

  • 特殊詐欺の手口について話す高津署員

 久本の古刹、大蓮寺(大橋雄人住職)で8月18日「大施餓鬼会」(だいせがきえ)が開かれ多くの檀信徒が参列した。

 「施餓鬼会」とは、餓鬼道で苦しむ餓鬼たちに食べ物や飲み物を施し、供養する法要のこと。大蓮寺では長年に渡りこの取り組みが行われており、大橋住職は「その善行による功徳を、先祖や亡くなられた大切な人へ向けることも、大きな目的です」と話している。

 当日は大橋住職のほか、近隣の浄土宗の寺院の住職や僧侶が本堂で読経を行った。儀式後には、大橋住職が登壇し、近親者が戦争に行った話をするなど、終戦の日に合わせて平和に思いをはせる時間も設けられた。

詐欺に注意呼びかけ

 施餓鬼会の終了後は、高津警察署の生活安全課担当者による防犯講話も開かれた。

 この取り組みは、昨年秋から補導員として活動している大橋住職が「詐欺など、巻き込まれやすい犯罪やその対策について檀信徒の皆さんに知ってもらいたい」という思いで高津署に依頼し、実現したもの。

 署員は参列者に対して「今年の始めから8月17日までに、区内で26件の特殊詐欺の被害が発生。約1億円が騙し取られています」と解説。さらに、警察を騙った詐欺や、SNS型投資詐欺などが最近は多く発生しているとして「騙されないよう、十分気をつけて欲しい」と訴えた。

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