高津区 スポーツ
公開日:2025.09.26
地元スイミングクラブ所属選手
タイの国際大会で活躍
3人で17メダルを獲得
NECグリーンスイミングクラブ溝の口に在籍する松田天空選手、村上舜也選手、牧山和樹選手が、8月にタイで開かれた「Virtus水泳世界選手権」(国際知的障害者スポーツ連盟主催)に出場し、3人でメダル17個を獲得する活躍を見せた。
知的障害者を対象にした同大会。ベテランの松田選手と村上選手は過去の出場経験を活かし、リラックスして臨んだという。
松田選手は「400m自由形」で、知的障害者選手のアジア新記録を樹立。さらに「男子4×100mメドレーリレー」でも、仲間たちと協力し知的障害者の世界新記録を打ち立て、表彰台の頂点に立った。
最終的に金メダル1個、銅メダル3個を手に入れた松田選手は「大きな記録を打ち立てることができて嬉しい」と笑みを浮かべた。
村上選手も金メダル1個、銀メダル2個、銅メダル2個を獲得。中でも「200m個人メドレー」では、自己ベストを更新した上で、銅メダルを獲得できたとして、記憶に残る一戦だったと振り返り「自分のイメージ通りの泳ぎができ、メダルを沢山獲得できた」と喜びを語った。
若き力が飛躍
一方、今大会が初の国際大会出場となった最年少17歳の牧山選手は「当初は緊張して普段の泳ぎができるか不安でした」と振り返る。しかし、仲間の支えや、日本語が堪能な現地選手との交流を通じて、徐々に調子を戻していったという。
「100m背泳ぎ」では、大人も出場する中で力強い泳ぎを披露し、銀メダルを獲得。最終的には初出場にして金メダル2個、銀メダル4個、銅メダル2個と、計8メダルを手にした。
大会を経て牧山選手は「世界を相手にこれほど戦えるとは、と自分でも驚いている。これからも頑張っていきたい」と意気込みを語った。
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