県議選多摩区 定数2に4人か 現職1人、新人3人
2期ぶり選挙戦に
4月10日の投開票とされる神奈川県議会議員選挙で、定数2の多摩区では現職1人と新人3人の計4人が立候補を表明している(3月15日現在、本紙調べ)。2期ぶりの選挙戦の様相となった。
現職で立候補を表明しているのは自民党の土井隆典氏(3期・51歳)。
新人は市議会議員を3期務めた民主党の青山圭一氏(44歳)と日本共産党の塩田房子氏(62歳)、無所属の前野茂雄氏(45歳)の3人。
土井氏は衆議院議員秘書を経て平成11年の県議選で初当選し、現在3期。自民党県議団々長などを務め、4期目をめざす。「子育て真最中。なくそういじめ・不登校。守ろう安全・安心・防災機能の強化。身近な県議会をめざします。議員定数99に削減」と訴える。
青山氏は衆議院議員秘書を経て平成11年の市議選で初当選。3期務め、市議会で現在、議会運営委員会委員長を務める。「県と政令市の二重行政の排除、行財政改革の推進、議会改革の推進、観光事業の推進、犯罪の防止・被害者支援施策の充実」を訴える。
塩田氏は市内中学校で40年間養護教諭を勤めた後、くらし相談センターの相談員や同党多摩区くらし・福祉対策委員長。「584億円もの税金を企業に回すインベスト神奈川を止めさせ未来を担う子供達の教育にこそお金を使う県政へ。生田浄水場の存続を」と訴える。
前野氏は日本頭脳スポーツ協会理事長、政治団体「みんなの多摩クラブ」代表を務め、区内に地域コミュニティセンターを開設。「人の笑顔が溢れるまちづくりをめざし、地域コミュニティの活性と子どもからお年寄りが安心して暮らせるまちづくりが大切」と訴える。
多摩区の県議選は平成15年に5人で争われたが、平成19年の選挙では立候補者数が定数と同数だったため、無投票で2議席が決まった。投票率は前回平成19年の市議選で48・23%、15年の県議選は50・24%だった。
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4月5日