地元の文化を継承しようと「菅お囃子和(なごみ)み会」を立ち上げた 山口 和則さん 菅馬場在住 52歳
やるからには目立ちたい
○…「お囃子の音が響くと、みんな通りに出て、『なんだろう?』って見に来てくれるんだよ」。今年7月の菅の祭りで初めてお囃子を生演奏したとき、その盛り上がりに手応えを感じた。「元々、仲間内でテープじゃなくて生で演奏したいよね」という声が上がったことがきっかけ。「どうせなら目立とう、と思って始めた」と笑みを浮かべる。神輿も10年以上担いでいる。根っからの目立ちたがり。
○…半世紀前には菅でもお囃子があったが、いつの間にか後継者不足で消滅。当時お囃子をしていた人もほとんど残っていない。当時のまま完全に復活させることはできないが、細山(麻生区)のお囃子から伝統を引き継ぐ。「神輿の担ぎ方なども今と昔とでは違っている。お祭りを通して周辺の地域と交流することで、新しい祭りの文化が花開く」と菅のお囃子に新しい命を吹き込む。
○…一つのことに没頭するのが性分。これまで闘犬や四駆のトライアル、ハーレーに熱中した。「どうせなら、人がやらないようなことがしたい」。今ではその情熱をお囃子に注ぎ込む。かつて使われていた獅子舞の装束を手に入れたが、修復には「ちょっと言えないくらい」の費用がかかったという。お囃子を通じて、地域とのつながりも増えていく。解体業を営みながら、消防団や子ども会といった地域の行事にも参加してきた。「地域のつながりがあるから、みんな応援してくれる」
○…周囲の期待の大きさを感じている。幼い頃に菅のお囃子を見た記憶がある60〜70歳代の人は特に懐かしんでくれる。「まだ練習もできていないのに、正月の獅子舞の話まで出てきている」と笑顔。期待に乗せられて、ますます練習に熱が入る。今、練習しているのはお囃子に合わせてヒョットコの面をかぶった踊り。「とにかく人を楽しませたい」。来月8日、9日に行われる子之神社例大祭では、子供神輿と一緒に演奏する。「今から楽しみだね」
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4月19日