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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2011.11.18

川崎西関税会の会長を務める
梶 俊夫さん
麻生区在住 69歳

税務意識の向上目指す



 ○…消費税の完納運動や税務知識の普及活動などを行う川崎西関税会の会長を平成5年から務める。多摩区と麻生区の経営者を中心に構成される組織で、異業種交流や税務の勉強会などに力を入れてきた。今月11日から1週間は「税を考える週間」。発足以来毎年開催してきた「チャリティーダンスパーティ」は年に1度の恒例行事。東京国税局軽音楽部が結成する「ニューブルーサウンズ」をバックバンドに招き、軽快なダンスの一夜を主催した。



 ○…昭和17年、福島県生まれ。平成8年から麻生区岡上にある(株)カジノヤの社長を務める。納豆製造業に心血を注ぐ傍ら、地域貢献活動に勤しむ。中でも地元岡上小学校と協力して毎年行っている大豆栽培は、力を入れている「食育」活動のひとつ。食品を扱う事業者として、地域の子どもたちに食べ物の大切さを伝える。「大豆の生長を一緒に見守って6年。一生懸命育ててくれる子どもたちの姿を見ると嬉しくなる」。種まき時、社長自ら畑に出向き土や子どもと戯れる姿は、初夏の風物詩となりつつある。



 ○…土いじりが何よりの楽しみ。大豆づくりの合間を縫ってキャベツや大根、じゃがいもなど様々な作物を育てる。茣蓙(ござ)を敷いて皆で鍋を囲む収穫祭には様々な面々が顔を出す。芋煮や漬物など、昔ながらの懐かしい郷土料理を肴に本音の付き合い。年齢や立場を越えた交友関係が、明日への原動力となっている。「何事も楽しみながらが一番」



 ○…発足以来率いる川崎西関税会にも高齢化の波が押し寄せている。今後は後進の育成が喫緊の課題だと考える。「これからの経済を担う若い世代が、税金をしっかりと納め、経営者としての使命をもって地域経済を支えていってくれれば」。これまで培ってきた会の趣旨を後進へ伝えるべく、会員増強活動にも力を入れていく。

 

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