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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2012.07.13

JR登戸駅の第36代駅長に6月22日付で就任した
山田 慎二さん
保土ヶ谷区在住 54歳

社員連携で登戸を全国区に



 ○…1976年、国鉄(当時)に入社し、今年で勤続38年目を迎える。区内最大の交通要所JR登戸駅の駅長として利用者の安全確保に努め、窓口業務の管理の陣頭指揮をとる。登戸駅長に就くまではJR石川町の駅長。「石川町は観光地だったからみなさんが降りる駅だった。登戸駅は乗り換えの駅という印象が強い」。登戸を全国に知ってもらいたいという思いを日々募らせる。「せっかくなら鎌倉と同じくらい有名にしたい」と目を輝かせ、意欲を表情ににじませる。



 ○…チームワークを大切にし、連携プレーを重視するのが山田流。なによりも利用者の安全を守ることが第一と考えている。「車椅子に乗っている人にも通勤中の人にも、ケガをさせないこと」。社員には自らのモットー「努力すれば必ず報われる」という言葉を伝えている。自分のことを「あまり怒らない。温厚ですよ」と分析。若い世代の部下には自分の背中を見せて気付かせたいからだ。



 ○…若い世代の社員とコミュニケーションを図ろうと、テレビドラマのチェックを欠かさない。若者向けの情報誌にも目を通す。カラオケでも新曲のチェックは必須。「昔は厳しい面もあったが、今はオンとオフのメリハリが大切」。健康にも人一倍気を遣う。6年前から毎朝野菜ジュースを飲み、週2回のマラソンを欠かさない。ホノルルマラソンを完走したほどの熱の入れようだ。最近はあいさつ回りなどで多忙を極めるが、「時間に余裕ができたらちゃんと走りたい」。



 ○…旅行業務に長く携わってきた。びゅうプラザ(旅行窓口)の勤務や旅行会社に出向していた経歴もある。「川崎駅から登戸駅までハイキングとか、日帰り圏内の人向けにツアーを組むのもいい。登戸の魅力発信のために」とアイデアを膨らませる。社内全体でも南武線を活性化していこうという動きがある。「乗り換え駅ではなく、自然豊かな多摩区で遊んでほしいから」

 

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