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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2014.01.31

あす多摩区総合庁舎で開催される「たま音楽祭」の実行委員長を務める
斉藤 純さん
堰在住 66歳

「繋がることが、一番の魅力」

 ○…今年で3回目の開催となる「たま音楽祭」の実行委員長を務める。「音楽でつながる」をテーマに区民のスタッフが中心となって運営する手づくりの音楽祭だ。ジャズやクラシック、ロックや合唱など幅広いジャンルから参加者を募った。総合庁舎内の市民館ホールやアトリウムなど複数の会場で繰り広げる。「区内にはたくさんのアーティストがいる。今まで発表の場が少なかったからこそ、この音楽祭は大きな意味がある」と気を引き締める。

 ○…実行委員は20代の学生から、主婦や会社員、80代の人まで世代は様々。半年以上前から打ち合わせを重ね、出演者には理念や趣旨を理解してもらえるように出向いた。委員は8人だが、ボランティアスタッフや出演者を加えると約200人の『たま音楽祭ファミリー』でイベントを作り上げる。「音楽祭を通して色々な人やミュージシャンと繋がることができる。そこが私にとって一番の魅力」

 ○…50代の時、仙台で開かれた大規模なジャズフェスティバルに魅了された。会場だけでなく、まち全体がフェスを盛り上げ、何千人ものボランティアスタッフが支える大きなイベントだった。「こんな音楽祭を地元でもやりたいと思った。まちを音楽で満たしたかった」。そんな思いが今の活動の原点だ。「今の目標は、夜にライトアップされた民家園で音楽イベントをやること」と目を輝かせる。

 ○…「ジャンルは問わず、なんでも聞く。ライブに足を運ぶことも多い」という。学生時代には音楽サークルに所属し、ボーカルやウクレレを担当した。会社に勤めてからは音楽活動を封印していたが、最近になって自身で機材を揃えてバンド活動を始めた。妻もメンバーの一人としてフルートを担当し、老人ホームで慰問ライブも行う。「音楽にプロもアマもない。技術を持っているのは素晴らしいことだけど、楽しむのが一番」。誰よりも明日の開催を楽しみにしている。

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