NPO法人かわさき創造プロジェクト代表理事として地域活動に取り組んでいる 大下 勝巳さん 長沢在住 72歳
「親父」に地域の役割を
○…今年度から市が実施する「地域の寺子屋事業」を委託された「かわさき創造プロジェクト」の代表を務める。子どもの体験活動を地域でサポートする。あす4日に中野島で開くテーマは「お父さんたちと昔遊び」。自身も立ち上げに関わった「川崎おやじ連」のメンバーが講師となり、竹笛や竹ぽっくりなど自分でナイフを使うおもちゃづくりを子どもたちに伝える。「自分の手でイメージを具現化する面白さや達成感を子どもたちに伝えたい」
○…シニアの持つ経験や知識を地域に還元していく活動が多く、子を持つ父親で集まり遊びイベントを開く「おやじの会・いたか」の世話人を務め、健康生きがいづくりアドバイザーとしても活動している。地域での活動が認められ、62歳のときには政令市で初の民間登用となる宮前区長を務めた。「地域での繋がりが広がれば、自分のことを見てくれている人がいる。フットワークを軽く、誘いに乗ってみるのが大事」
○…元々は新聞社に勤め、「会社人間だった」という。40歳の頃、妻の勧めで市が開いた父親家庭学級に参加。「仕事以外のことを話す」という自己紹介で自分の名前しか話せなかった。「とてもショックだった。こんな世界もあると、もう一つの日常に気付いた」。受講メンバーで「おやじの会」を結成し「男は仕事、女は家庭」の時代に地域活動にのめり込んでいった。「同僚から白けた目で見られた時期もあったけど、地域に仲間ができ、仕事では体験できない面白さが魅力だった」
○…中学生の頃に毎日練習したマラソンが自身の体と心を作っていると感じている。「いったん走り出したら止まるな。とにかくゴールを目指せ」という教えが染みついている。40年以上続けているのは週1回の「丸の内朝飯会」。朝7時に集合して朝ごはんを食べる異業種交流会だ。「日常から離れ、普段の自分を違う視点から見る機会は視野を広くしてくれる」
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4月26日
4月19日