創立60周年を迎えた県立多摩高校(福田敏人校長)が11月24日、記念式典を教育文化会館(川崎区)で開いた。新校舎落成を待って行われた2年越しの式典には在校生や来賓、卒業生、保護者ら約1000人が参加し、節目を祝った。
式典では、安部卓見実行委員長に続き福田校長があいさつ。「学力向上進学重点校エントリー校」に加え、「理数教育推進校」に指定されたことなどを紹介。その取り組みの一つとして、来年度から時間割を45分ごと7校時から70分ごと5校時に変更し、質と量の充実を目指す方針を示した。生徒会長の割田渚さん(2年/61期)のメッセージの後、合唱部の生徒たちがステージに立ち、参加者全員で校歌を斉唱した。
第2部の記念講演では、同校の27期卒業生で現在はCチャンネル代表の森川亮さんが登壇。森川さんは卒業後、筑波大学に入学し日本テレビに入社。ソニーを経てハンゲームジャパン(現LINE)に移籍し社長に就いた経歴を持つ。変化を遂げるIT産業に携わる立場として、「変化に対応することが大切。変わることを恐れず、世界に新しいチャレンジをしてもらえれば。仲間を作って、日本を元気にしてほしい」と在校生にエールを送った。
このほかにも記念事業として、新校舎で広くなった視聴覚室で使用する大型スクリーンとプロジェクターを設置。創立50周年以降の12年間の歩みをまとめた記念誌を発行した。
県立多摩高校は1956年、戦後初の新設県立高校として開校。「質実剛健」「自重自恃」の校訓のもと、2万人を超える卒業生を輩出している。
県立学校の耐震化対策の一環として新校舎への建て替えが進められ今年3月、全教室に冷暖房が完備された3階建ての全棟が落成した。今後、旧校舎は解体され、外構や校庭などの整備が行われる予定だ。
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