多摩区版 掲載号:2018年3月2日号 エリアトップへ

日本洗車技術指導協会の代表で、多摩区で高齢者雇用の取り組みを始めた 上谷 光彦さん 三鷹市在住 61歳

掲載号:2018年3月2日号

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「わくわく」で創る人生

 ○…わくわく楽しい人生を――。定年退職後のシニア世代に向けて、「無水洗車」で地域交流を促す新しい働き方を提案する。「社会経験のある人生の先輩や同世代の人たちと、人生を楽しく意義あるものにしていきたい」。目指すのは高齢者が働き、感謝の対価として「お金を稼ぐ」仕組みをつくること。「年金プラスもう少しほしい、という年金生活者の希望にも応えられる。スタッフが近所の人から『洗車のおじさんだ』と呼ばれるようになったら」と、未来の姿を想像する。

 ○…大卒後、都内の書店で10年間のサラリーマン生活を経て、33歳で独立。当時日本にはなかったというシェアオフィス事業を展開した。「僕はアイデアは良いんだよね」と笑みをこぼす。60代を迎え、同世代が寂しく去っていく姿を目の当たりに。「個々の経験や才能を生かし、地域に貢献できるビジネスはないか」。ウォーキングをしている時、家々の駐車場に並ぶ車に目が留まった。そこでたどり着いたのが働き手と顧客が感謝し合える「洗車」。同じ志を持つ仲間とともに、新たな一歩を踏み出した。

 ○…中野生まれ、三鷹育ち。「やんちゃでおしゃべりで、いたずらっ子」と振り返る。小学校から市外に通い、社会人になっても地元は帰るだけの場所。高校教師だった父親は、定年後に地元で書道教室を開いた。「近所の人たちがたくさん来て。自分の住んでいる所を知らないのはよくないなと」。そんな経験が今の思いにつながっている。

 ○…縁あって国際生田緑地ゴルフ場の駐車場で先月事業を開始。「こういう仕事をやってみようとチャレンジしてくれた方たちは本当にすごい」と、集まった60〜70代のスタッフに感謝がにじむ。すでに近所からの利用もあり、交流の場面に出会うことも。「まだまだ仲間を増やして、また新しい何かをしていけたら。枯れる瞬間まで生きていけたらいい」。掲げた夢を、着々と周囲に広めていく。

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