多摩区版 掲載号:2018年4月20日号
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NPO法人多摩川エコミュージアムの代表理事を務める 松井 隆一さん 麻生区在住 75歳

次世代へ、みなぎる思い

 ○…二ヶ領せせらぎ館を拠点に多摩川の自然や歴史を伝承する「多摩川エコミュージアム」の代表に、昨年7月着任。02年の法人設立以前から関わり続ける活動が、17年度の国土交通大臣表彰で大賞を手にした。「自分たちの活動を振り返り今後を考えるいい機会になった」と思いを刻む。現在は14人の理事を中心に活動。「それぞれ熱心にやってくれている。皆のエネルギーを無駄にせず、積み上げていきたい」

 〇…宮前区菅生の農家に生まれ、戦後5歳から小3までを登戸で過ごした。当時の遊び場といえば多摩川。「夏はみんなこぞって遊んだよ」。一方、高校時代には高度成長の中で汚染される川の変遷も目の当たりにした。菅生での青年活動から地域に入り込み、多摩川支流の平瀬川で市民団体を立ち上げるなど奔走。そんな中、多摩川で市民主体の取り組みが始動する話を受け、「大きな川崎の財産、大事な活動」と、身を投じた。

 〇…地域密着のスーパーマーケット経営を八百屋時代から42年間、61歳までやり遂げた。「人を動かす仕事。お互いの合意形成でやっていかないと」との考えは市民活動にも生きている。長年の趣味はスキー。27歳で正指導員の資格を取り、県のマスターズ大会でも数回優勝した。海外で滑るのも年に一度の楽しみ。「孫も上手。この間は84歳の人と滑った。僕も、いつまでも続けたいね」

 〇…活動の根源にある思いは「子どもたちの故郷づくり」。「次世代に託していくこと。興味を持ってもらうきっかけをつくりたい」と、清流に返ってきた多摩川の魅力を伝えるため、企画にも力が入る。「ボランティアは楽しくやらなきゃ。自分の時間を贅沢に使って、わがままに、社会性のあることを」。経験を糧に、旗を振り続ける。

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