川崎市PTA連絡協議会の2018年度会長に先月着任した 山本 勇樹さん 菅在住 51歳
「子と親」支え、つなぐ
○…市立学校171校のPTA活動を支える「川崎市PTA連絡協議会」。昨年度は多摩区と市の両方の協議会で副会長を務め、今年6月の総会で市の会長に。「各PTAの課題や悩みを共有し、情報を提供する側として活動をサポートしたい」と穏やかに語る。今年は「市P協70周年」の節目。「大きなことを仕掛けるのではなく、次につないでいくことが重要だと思う」と先を見据える。
○…3人の息子を持つ父として、幼稚園の頃からイベントの手伝いに参加。「父親同士のつながりができた。会社以外で仲間ができることはなかなかない」。菅小ではその仲間の誘いを受け、06年にPTA役員、11年からは会長を3年間務めた。「総会に参加してもらえるようにコーヒータイムや抽選会を企画して。惰性でやっていたところも、やりがいがあるように変えてみたり」と懐かしむ。
○…名古屋生まれの一人っ子。父親はレコード屋を営む「商売人」で、「自宅ではあんまりみなかった」と思い出は数少ない。「勉強嫌いだった」という少年時代、中学3年で宮前区に引っ越した後は工業高校に進学し、機械関係の職に就いた。現在は、サラリーマンをしながらのPTA活動で忙しい日々。「何もない時は寝るのが一番」と漏らしつつ、家族で昔よく行ったというキャンプをするのが密かな夢だ。
○…長男は大学4年生、次男は今春高校を卒業し社会人に。三男は南菅中の3年生で、PTAに関わるのもあと1年。経験を生かし、「引き継ぐこと」を念頭に置く。長年続けている菅の子ども会活動では、3人の息子もジュニアリーダー、シニアリーダーに手を挙げた。「自主的に関わってくれて嬉しい。自分も、もう少し続けようかな」。さまざまな視点を大切に、子どもたちを支え続ける。
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3月15日