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市議選多摩区 定数9に11人名乗り 現職と前職、新人の争いへ

政治

掲載号:2019年3月8日号

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 3月29日告示、4月7日投開票の川崎市議会選挙を前に、多摩区からの立候補予定者が出そろってきた。定数9に対し、本紙の調べでは現職と新人5人ずつ、前職1人の合計11人が名乗りを上げている。(3月5日起稿)

 9議席を11人で争う多摩区の市議選。現職は前回の得票順に自民党の橋本勝氏(44、3期)、共産党の井口真美氏(57、4期)、無所属の三宅隆介氏(47、4期)、公明党の河野ゆかり氏(51、2期)、立憲民主党の露木明美氏(64、2期)が立候補を表明している。

 自民党の廣田健一氏(69、4期)、公明党の菅原進氏(71、5期)、共産党の斉藤隆司氏(66、5期)は今期で引退。一昨年の市長選出馬のため市議を辞職した吉沢章子氏(54)は、無所属で立候補する意向だ。新人は自民党の上原正裕氏(40)と各務雅彦氏(48)、国民民主党の岡部裕三氏(40)、共産党の赤石博子氏(58)、無所属の井野大輔氏(47)が出馬の準備を進める。

 橋本氏は地方交付税が不交付であることなど、市の財政について税の観点から他都市との比較で不利益を指摘してきた。加えて、全国都市緑化フェアを多摩区に誘致しようと取り組みを進める。

 井口氏は市の財政に対し、無駄遣いをやめて子育てや教育、福祉など市民の暮らしを支える予算に回すべきだと主張。さらに、廃止された生田浄水場の復活を求めて活動を続けている。

 三宅氏は安心できる医療供給力(人、施設、技術)の確保を掲げ、まちの発展は駅前広場と道路網の整備充実からと訴える。また、反緊縮による「賢い支出」が市民所得を拡大すると提言している。

 河野氏は防災対策の強化やがん対策の充実を掲げる。安心して暮らせる高齢者支援や若者の就業支援、幼児教育と保育無償化など、多世代の心に寄り添う政策の実現を目指している。

 露木氏は真面目に働く市民が適正に評価される、公正で公平な社会づくりが必要だと強調。次代を担う子どもたちにふさわしい教育環境を整えていくことを掲げ、取り組みを進めている。

 吉沢氏は減災と災害死ゼロを掲げ、安全をマネジメントするガイドライン作りを提唱。多摩区をモデル地区として全市に広げるとともに、市民の生命と資産を守るのが行政の責任だと訴える。

 上原氏は菅で教育業などを営むスタディクス(株)代表で、菅町会副会長。「安心し誇れる町」を目指し、地域の伝統や文化の継承、地元産業・農業の振興、交通インフラ整備の加速などを掲げる。

 各務氏はコミュニティカフェや寺子屋事業を運営し、現在は生田で保育士として勤務。子どもの放課後の居場所づくりや子どもの貧困問題の解決、医療費の抑制、市民活動の支援を訴える。

 岡部氏はコンサルティング会社や国際NGO、地域おこし協力隊等で勤務し、牧山弘惠参議院議員秘書を経て立候補を表明。民間、公共、市民活動の知見を市政に生かしたいとしている。

 赤石氏は雑誌編集者などを経て、出馬を決意。格差をなくし、誰もが支え合って豊かに暮らせる社会づくりを目指し、市の豊富な財源を市民の暮らしや福祉のために使うべきだと主張している。

 井野氏は飲食店を独立開業して20年。民家園通り商店会では副会長と夏まつりの実行委員長を務める。市民の声を市政に反映させたいとし、市民活動の活発化等を掲げて3度目の市議選に挑む。

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