かつて調布花火で名物とされた「尺玉100連発」を復活させたい―。多摩区布田に住む小川米夫さん(68)や地元住民、調布市職員らの思いが多摩川を越え一つになり、最大8号玉を使った「大玉50連発」が、昨年の荒天中止を経て9月7日、2年越しに実現する見通しとなった。
およそ1億円の開催費用のうち、調布市によると同市内河川敷の有料席の売上で約半分、市の補助金が約2500万円、残りは企業などからの協賛金で賄われている。「五感で感じる。ドーンとお腹に響いた」。自宅から見える打ち上げ花火が、少年時代から記憶に刻まれているという小川さん。「何か応援できることはないか」。思いを募らせていた矢先、2年前に当時の市担当職員との出会いをきっかけに、今はなき尺玉に代わる「大玉50連発」の企画が持ち上がった。この「大玉」の実現に向け、「調布市側と川崎市側で100万円ずつ協賛金を集めよう」という一案のもと、小川さんは個人で30万円の協賛を決心。昨年は中止のため半額返金されたが、今年と合わせて45万円を寄付した。
「個人での協賛は初めてで、大変ありがたい」と調布市産業振興課の渡辺直樹課長。多摩区では以前から中野島町会や菅町会も協賛しているほか、中野島商店会では昨年からポスター掲示に協力。小川さんの後押しを機に、支援の輪が広がりつつある。花火当日、小川さんは友人らを自宅に招き、70人規模の宴会を開いて観覧するのが長年の習わしだ。
同市の多摩川周辺で開催され、今年で37回目を迎える調布花火(映画のまち調布花火2019)。この地で1933(昭和8)年に初開催され、82年から調布市花火大会として続いている。当日は午後6時から開会式、打ち上げは1万発で午後6時30分から7時30分。荒天中止。詳細は公式サイト(【URL】https://hanabi.csa.gr.jp)。
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