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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2020.09.04

川崎ブレイブサンダースU15男子でアシスタントコーチを務める
村岡 史哉(ふみや)さん
宿河原出身 29歳

教える奥深さ、追求し

 ○…中学生年代の頂点を決める全国U15バスケットボール大会の切符を懸け、今月22日から県大会に挑む川崎ブレイブサンダースのユース。1、2年生の選手14人で編成するU14男子チームの監督として指揮を執る。クラブからは3年生中心のU15チームも出場するが、「全力を尽くす」と気負いはない。

 ○…指導歴は約10年で、大学在学時から母校の麻布大学附属渕野辺高校(当時)でコーチに携わった。高津区のバスケスクールを経て、長野・信州ブレイブウォリアーズU15とU12の男女4チームのヘッドコーチに従事。昨年7月から「サンダースファミリー」に加わり、今はU15とU12のアシスタントコーチ、スクールコーチに就く。「地元クラブで教えたい」という夢が叶った。

 ○…宿河原生まれ。稲田小に通い、宿河原ベアーズで小2から野球を始めたが、5年のとき肘を故障。翌年春、幼なじみからの誘いで下布田ミニバスに入部した。「多摩川を走ったり、川沿いの空き地でもよく練習した」。稲田中のバスケ部時代、総合学習のときに描いた将来像は「バスケの指導者」。高校、短大でも部活で競技を続けたが、通信制の大学3年のとき高校バスケ部のアシスタントコーチとして、指導者の道を歩み始めた。当時の恩師から授かった「いい選手はいずれ指導者のレベルを超えてくる。抜かれないように勉強し、努力せよ」という教訓は、今も深く胸に刻まれている。

 ○…岡本太郎美術館によく足を運び、多摩川梨が好き。心地よい多摩区に思いを寄せる。「川崎のバスケはもっと強くなる。生まれ育ったまちに貢献したい」。チームの教え子たちに伝えているのは、自発的な意識と発信力。さらに上を目指し、対話を重ね続ける。

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