多摩区・麻生区 経済
公開日：2020.10.09
ダイエー
向ヶ丘店、49年の歩みに幕
民家園通りから感謝届く
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小鳥店長に花束を渡す岩野顧問（右）、井野会長
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店内には利用客の手書きメッセージカードが掲示
民家園通り商店会に特別会員として加盟していた登戸の大型商業施設「ダイエー向ヶ丘店」が、店舗建て替えのため９月30日午後７時をもって閉店。開店から49年の歴史に幕を下ろした。
30日には同商店会の岩野正行顧問と井野大輔会長が、同店を訪問。小鳥秀木店長に感謝を伝え、花束を贈った。岩野顧問は「ダイエーさんとは長年の付き合い。昔は交流旅行が毎年恒例だった」と回顧。開店と同年に生まれたという井野会長は「子どものころ連れていってもらうのが楽しみだった。小２のとき柏原芳恵さんがコンサートをここで開催して、大勢でにぎわったのを覚えている」と懐かしんだ。
今年中止になった同商店会夏まつりの来年開催に向け、同店は商品の一部を同会に寄贈。小鳥店長は「長きにわたり営業と多くのイベントが行えたのは、地域の皆様のご愛顧と商店会の方々のご支援の賜物。深く感謝申し上げます。店舗建て替えでご不便とご迷惑をおかけしお詫び申し上げます。新店舗にご期待ください」と思いを寄せた。
同店は１９７１年９月に「向ヶ丘ショッパーズプラザ」として開店。土地や建物は野村不動産に売却済みで、建て替えの工期などは未定という。
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