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多摩区版 公開:2022年2月11日 エリアトップへ

菅町会 まちの全体像、一冊に ガイド刷新 全世帯へ配布

コミュニティ社会

公開:2022年2月11日

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冊子を開く事務員の菅沼さん(右)と森久保あずささん=4日、菅会館
冊子を開く事務員の菅沼さん(右)と森久保あずささん=4日、菅会館

 菅町会(濃沼健夫会長)がこのほど、地域の幅広い情報を詰め込んだ小冊子「菅ガイドブック」を発行。町会に加入する全世帯に向けて、今月4日に配布を開始した。A4判・カラーの28ページで、町会紹介から防災、歴史、名所まで幅広い情報誌に仕立てた。

 およそ4万4千人が住む地域で、約8300世帯が加入する「国内最大級」の菅町会。近年は公式ウェブサイトの充実やデジタル回覧板、町会書類のオンライン化など、情報発信・共有方法の転換を図ってきた。

 ガイドブックは1996年から発行されていたが、従来は白黒印刷のB5判で理事向けに配布。町会組織の説明が中心だった。今回、まちの全体像や魅力を伝える内容に作り替え、全世帯への配布を計画。過去の情報を精査しつつ、総務・広報担当の西山昇副会長や事務員らが編集し、広報部代行の望月幸男さんがデザイン制作を担った。

 新冊子はカラーで写真や図を多用し、サイズ拡大で読みやすさを重視。菅の歴史や名所、特別会員名簿、ごみ収集日等も盛り込まれている。発行部数は9千部。81人の理事から各世帯へ配布するほか、学校や消防、警察、町会入会希望者にも配っていく。事務員の菅沼芳江さんは「全世帯への配布は初めて。反響が楽しみ」と笑みを見せる。

 次の改定に向けては、18地区の一時避難場所や地区長名簿、改選時期で今回載せられなかった民生委員の名簿などの追加を検討する。濃沼会長は「今後は地元店や観光情報も入れられたら。全世帯の皆さんに参考にしていただきたい」と話す。

市補助金を活用

 発行にあたっては、市が今年度導入した新制度「町内会・自治会活動応援補助金」を活用。「700円×加入世帯数」を上限に、事業活動にかかる経費の2分の1を市が補助するもので、今回は発行費用約46万円の半額が補助対象となった。西山副会長は「半額は大きい。補助があれば毎年改定して新しいものを出し続けられる」と語る。

 市によると、対象の自治会など約650団体のうち、2月上旬までにおよそ5割が補助金を申請(速報値)。敬老祝賀会記念品やコミュニティカフェなど社会福祉活動、会報誌発行や掲示板修繕等の情報共有活動に関する申請が多いという。

 市は同制度を来年度予算案にも計上。市担当者は「次年度も継続し、町内会・自治会活動の維持、拡大を支援していきたい」としている。

菅の名所を紹介するページ
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