多摩区・麻生区 人物風土記
公開日:2022.10.28
和太鼓団体による「震災復興をめざすコンサート」の実行委員長を務める
玉田 菅雄さん
中野島在住 73歳
響く打音に 思いのせ
○…和太鼓チーム「川崎太鼓仲間 響」を立ち上げて30年。東日本大震災直後から市内の和太鼓団体らと手を取り合い、復興コンサートや現地交流に力を注いできた。11月6日、多摩市民館でのコンサートを「ファイナル」と銘打つ。「復興を『めざす』のではなく、被災地と新たな関係を築く。僕らの歴史は彼らの歴史」。活動の軌跡をたどりながら、和太鼓を通じて現地の今を伝える。
○…岩手大学のサークルで民謡を始め、学びを得るため秋田県の劇団・わらび座へ。本格的な和太鼓やソーラン節に触れた。厚木市の会社に就職し、結婚を機に登戸に住み始めると、27歳で歌のサークルを発足。地域の若者が集い、市民館や農協のホールをいっぱいにした。転機は92年。県のうたごえ協議会の議長として、横浜アリーナに9700人が集まる催しを形に。オープニングを飾ったのが、総勢254人の和太鼓演奏。そこから派生して複数のチームが生まれた。「これが和太鼓に傾倒するきっかけ」と目を細める。
○…指導者として、市内では教室「打楽音」を主宰。「響」には中学生から80代まで約50人が所属し、プロ奏者も輩出してきた。海外での公演にも取り組む中、2004年にはスイスから青年が習いに来たことも。和太鼓3台を贈り、今も現地で日本文化を広げる。次男・耕太郎さんも指導の道を歩む。それぞれの活躍を、誇りに思う。
○…震災の年の9月、陸前高田市へ。がれきだらけの市役所前で献奏。木々が流され、海まで見渡せた。何とも言い表せない心情に、響いた和太鼓の力強い音。「思いを表現しやすい楽器。励まされたり自信を持てたり、奥が深い」。そのエネルギーで、できることを模索する。「和太鼓でもう一花咲かせたい」
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