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多摩区・麻生区 人物風土記

公開日:2023.03.24

3月25日に全面オープンする「Anker(アンカー) フロンタウン生田」の支配人を務める
浦野 珠里さん
宮前区在住 56歳

経験つなぎ、寄り添う

 ○…川崎フロンターレが運営する生田の新拠点が、いよいよオープンを迎える。「アカデミーの選手育成と地域密着の2本柱。夢が広がる、わくわくする場所であることは間違いない」と期待を込める。多世代に幅広いスポーツ体験を提供し、目指すのは「地域に365日寄り添う」施設だ。「丘陵の景色も魅力。居心地のいい空間をつくり上げたい」と、温かな笑みにも決意がにじむ。

 ○…クラブとの縁は17年前。前職のフットサルイベント会社を退職した折に、開設目前の「フロンタウンさぎぬま」を紹介された。整備中のグラウンドを見て「直感で」入社。以来、フットサルを主軸に健康教室やイベントにも尽力し、最後の4年間は支配人として地域と向き合った。特に大事にしてきたのは、利用者とのコミュニケーション。「スタッフ全員で、対話を大切に。生田でも私からそういう雰囲気をつくっていけたら」

 ○…東京・目黒出身。小さい頃から活発で、小中高とバレーボールに熱中。「協調性、勝ち取る喜びは部活で学んだ」と目を細める。服飾の仕事をしていた母親の影響で専門学校に進み、アパレル広報の職へ。バイク好きが高じ、20代後半はダカールラリー等のレースマネジメント会社に勤めた。「仕事って本当に人と人とのつながり。昔やっていたことが今、役に立つこともある」

 ○…結婚を機に30代から住む宮前区は、「緑が多くて都心に近い。お気に入りの場所がたくさん」。以前はサーフィンに傾注し、40歳から続けるゴルフは今も週1回は練習。昨年から民間大会にも挑戦している。「私自身、オンオフを切り替えて楽しい時間がある。地域の皆さんにも、ここで楽しい時間を見つけてほしい」。活気あふれる新施設の姿を思い描く。

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