戻る

多摩区・麻生区 社会

公開日:2023.03.24

川崎出身・いわきFC大倉代表
「復興」から「成長」へ
多摩病院 感謝の集いで講演

  • 思いを語る大倉氏

  • 長島病院長(左)から表彰を受ける受賞者

 市立多摩病院の「感謝の集い」が3月17日に行われ、いわきスポーツクラブ(いわきFC)代表取締役で川崎市出身の大倉智氏(53)が講演した。テーマは「スポーツを通したまちづくり」。多摩市民館大ホールの会場とオンラインで、同院教職員やその家族らが耳を傾けた。

地域に根付くヒント

 元プロサッカー選手の大倉氏は柏レイソルとジュビロ磐田、ブランメル仙台、米・ジャクソンビルでプレーし、1998年に現役引退。湘南ベルマーレ社長などを経て、16年に新体制で始動した「いわきFC」の代表に就いた。東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県いわき市を拠点に、サッカーを通じた地方創生に尽力してきた。

 大倉氏は地域との向き合い方について触れ、「目的はスポーツで社会価値を創造すること。サッカーは『人づくり』や『まちづくり』のための手段」と強調。「復興から成長へと押し上げる。地域全体を成長させる」と、Jリーグ2部に昇格するまでの7年間を振り返った。同院職員からの質問にも答え、「とにかく思いを伝え続けることが大事」と、チームや地域の一体感を生む考え方を語った。

 講演後には、病院長表彰式、定年退職者感謝会も行われた。同院の長島梧郎病院長は「多摩病院のような地域医療支援病院が、いかに地域にコミットしていくかは非常に大事。地域の関係施設や開業医などの中心にならなくてはいけない」と思いを話した。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

多摩区・麻生区 ローカルニュースの新着記事

多摩区・麻生区 ローカルニュースの記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS