市立多摩病院の「感謝の集い」が3月17日に行われ、いわきスポーツクラブ(いわきFC)代表取締役で川崎市出身の大倉智氏(53)が講演した。テーマは「スポーツを通したまちづくり」。多摩市民館大ホールの会場とオンラインで、同院教職員やその家族らが耳を傾けた。
地域に根付くヒント
元プロサッカー選手の大倉氏は柏レイソルとジュビロ磐田、ブランメル仙台、米・ジャクソンビルでプレーし、1998年に現役引退。湘南ベルマーレ社長などを経て、16年に新体制で始動した「いわきFC」の代表に就いた。東日本大震災で甚大な被害を受けた福島県いわき市を拠点に、サッカーを通じた地方創生に尽力してきた。
大倉氏は地域との向き合い方について触れ、「目的はスポーツで社会価値を創造すること。サッカーは『人づくり』や『まちづくり』のための手段」と強調。「復興から成長へと押し上げる。地域全体を成長させる」と、Jリーグ2部に昇格するまでの7年間を振り返った。同院職員からの質問にも答え、「とにかく思いを伝え続けることが大事」と、チームや地域の一体感を生む考え方を語った。
講演後には、病院長表彰式、定年退職者感謝会も行われた。同院の長島梧郎病院長は「多摩病院のような地域医療支援病院が、いかに地域にコミットしていくかは非常に大事。地域の関係施設や開業医などの中心にならなくてはいけない」と思いを話した。
【ナイスオン】【バンバン】【ナイスオン】春のコースデビューキャンペーン~4月30日【ブラッサム・ポラリス】4月22日㈪新台入替 |
<PR>
多摩区・麻生区版のローカルニュース最新6件
|
|
|
|
|
|