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公開日:2023.03.24
多摩防犯協会
60周年 安全へ心一つ
警察に記念品寄贈も
創立60周年を迎えた多摩防犯協会(末吉一夫会長)が3月17日、登戸の日本料理柏屋で記念式典・祝賀会を開催した。会員や来賓ら50人以上が参加し、安心安全のまちづくりに向けて思いを新たにした。
防犯パトロールや詐欺防止啓発、青少年育成など幅広い活動を続けてきた多摩防犯協会。末吉会長は活動が制限されたコロナ禍の3年間に触れ、「地域の皆さんの多大なるご尽力で防犯活動ができていることに感謝。これからの使命として、犯罪のない安全で安心な、にぎわいのある地域にしていければ」と呼びかけた。
多摩警察署の植松宏文署長は「皆さんの地元愛や使命感、誇り、そういったものが警察として非常に心強い。我々も一丸となって治安維持にまい進していく」と祝辞を述べた。多摩区の藤井智弘区長は日頃の活動に感謝を込め、「防犯には人と人とのつながりを深めることが大切。区としてもあらゆる機会に交流を生み出し、安全安心のまちづくりを推進する」と語った。
同協会は記念品として、電動自転車3台と迷惑電話防止機能付き機器20台を多摩警察署に贈呈。周年に合わせて青色回転灯装備の新たなパトロール車も購入し、来月以降活用していく。
月3回パトロール
多摩警察署の前身である稲田警察署が開署した1962年、多摩防犯協会は稲田防犯協力会として発足。自治会・町内会を中心に構成する会員が地域の防犯活動をけん引し、警察や行政との連携を図ってきた。2002年からは区と協働で車両での防犯パトロールを継続。毎月1日、10日、20日に実施していたが、19年の登戸刺傷事件を機に制定された毎月28日の「多摩区子ども見守りの日」に合わせ、1日を28日に変更した。
会員数は年々減少傾向にあり、22年度は一般会員が91人、特別会員が155人。前会長の関口鐘雪顧問は「リーダーが一生懸命やることで協力しようという気持ちが出てきて、地域の皆さんも安心できる。これが一番大事」と激励した。
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