「音楽のまち・かわさき」 20周年記念CMに出演している 樋山 苑華(そのか)さん 多摩区在住 20歳
川崎で音楽と共に育った
○...通っている洗足こども短期大学の構内で見かけた出演者オーディションの案内。募集の対象には二十歳前後で音楽を楽しんでいる人、とある。川崎市出身で、吹奏楽に勤しみ、音楽と共に育ってきた自分が呼ばれたような気がした。「私しかいない」と、川崎への思いや音楽に対する情熱を審査員に伝え切った。翌日、合格を知らせるメールに我が目を疑い、何度も読み返し、父母と輪になり歓喜した。
○...tvkやユーチューブで流れる15秒のCMでは、明るくさわやかな歌にトランペットの高音が「合いの手」のように響き、華やかな彩りを与えている。「川崎ではいろいろな場所で音楽が奏でられていて、私たちは音楽と共にこのまちで育ってきた。だから音楽と川崎が好き。そんな楽しさが伝わればいいな」と笑顔を見せる。
○...吹奏楽との出会いは中学1年の時。部活動紹介で『学園天国』を楽しそうに演奏する先輩たちの姿と、生音の迫力に魅了された。入部当初は別の楽器を希望していたが、先輩から勧められたトランペットがぴたりと性に合った。進学した高津高校の吹奏楽部でも一筋に吹き続け、今では「トランペットがあるから今の私がある」と言うほど手放せない相棒だ。
○...母親の影響で、小学生の頃からミュージカルを観るのが好き。とりわけ、中学3年で観た劇団四季の『アラジン』のステージにハートを射抜かれた。「舞台に立って、人を笑顔にする」という夢ができ、高校時代は吹奏楽部の日々の練習と並行して歌のレッスンに精を出し、短大でもミュージカルを専攻。卒業後は「一から勉強したい」と演者として研鑽を積む考えだ。「自分がそうだったように、人の心をズキュンと射抜きたい」とにっこり。
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4月26日
4月19日