生田緑地を運営する共同事業体の統括責任者に今春着任した 藤林 千咲子さん 多摩区枡形在勤 46歳
相手の喜び、原動力に
○…所属する(株)日比谷花壇が代表を担う生田緑地共同事業体で統括責任者に就いた。責任を感じながらも「地域と一緒によりよい緑地にしていきたい」と笑顔を見せる。「敷地内の3施設と豊富な自然が楽しめる」と魅力を語り「大小問わず、新しいイベント企画を行い、多世代に足を運んでもらいたい」と前を向く。「全国都市緑化かわさきフェア」のコア会場の1つとして「市と協力しながら、緑地を全国に発信していければ」。そんな思いを胸に、歩みを着実に進めていく。
○…プレゼント用に贈ろうとした花束。イメージを店員に伝えると「想像以上の仕上がりにすごく驚いた」。そんな学生時代の体験をきっかけに花業界へ。都内などさまざまな店舗で経験を積んだ。「自分が作った花束で、人を笑顔にできる。相手に喜んでもらえることが自分の喜びだった」。そう言いながら笑みをこぼした。
○…何度も足を運んでもらえる、居心地のよい空間を――。店長も務め花の見せ方など、細部にまでこだわってきた。「一緒に働くスタッフの力があってこそ。1人では成り立たない」とチームワークを重視し、人材育成にも力を注いだ。一人一人と話しながら悩みを聞く。相手の良いところを褒め、アドバイスを伝える。そんな姿勢を大切にしてきた。「一緒に、成長してきました」
○…「目の前で人が喜ぶ姿をもっと見たい」。社内公募で手を挙げ、昨年10月に生田緑地へ。今もさいたま市から電車で通っている。「自然豊かな場所で働けることがうれしい」とにこり。緑地内でおすすめを聞くと「かおりの園。季節ごとの香りが楽しめる」と教えてくれた。「まだまだ私が知らない魅力もたくさん。もっと歩いて知って、伝えていきたい」
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2月7日
1月31日