多摩消防署(佐川勉署長)は6月6日、危険物安全週間に伴う合同訓練を、マクセル株式会社川崎事業所(多摩区登戸)で実施した。訓練には、同事業所の自衛消防隊員20人と多摩消防署員25人が参加し、多摩消防研究会(増田隆会長)の会員14人が見学した。
この訓練は、施設内の屋外タンク貯蔵所から可燃性の液体が漏洩し、出火したことを想定して行われた。同事業所の職員が状況を確認後、119番通報。その後、同事業所の自衛消防隊と同署署員が消火活動を行った。
佐川署長は「危険物対応は自衛消防隊の初動活動が重要。消防隊到着後は関係者の確保、確実な情報収集、危険物の情報や流出防止策が重要となる。今回の訓練を生かして対応ができるよう、今後も知識と技術の向上に努めていただきたい」と述べた。
消防庁では毎年6月の第2週を危険物安全週間と定め、啓発している。今年度の推進標語は「次世代へ つなごう無事故と 青い地(ほ)球(し)」だった。
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