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中原区 人物風土記

公開日:2011.03.04

多摩川で児童の安全を守る西丸子がさがさ部の代表
内藤 隆さん
区内上丸子天神町在住 45歳

児童と自然の関わり大切に



 ○…多摩川で環境学習を行う児童の安全を見続けて3年。「西丸子がさがさ部」を立ち上げ、川の生き物を調べ、獲ったり丸子の渡し船に乗るなどの授業の際に、事前調査や清掃、当日の警備を行ってきた。今後も大きな事故もなく授業が行えるようにと、先月には児童らの安全を祈願した水神祭を開催。地元宮司や関係者を招き祈祷を行った。「楽しい学習も事故が起きれば続けられないですから。子どもたちの安全確保にこれからも最善を尽くします」



 ○…児童と自然との触れ合いの必要性を感じ、長年学校に環境学習の実施を訴え続けてきた。実現したのは3年前。「私だけではとてもできなかった。副代表の坂西さんをはじめ他団体の方の力添えもとても大きかった。学校側も協力的で助かります」。がさがさ部のメンバーは西丸子小の保護者や卒業生など約30人。仕事などの合間をぬってボランティアで活動している。「子どもの笑顔を見られることが一番のやりがいです。それに自分たちも楽しみながらやっているんですよ」



 ○…動物や川の生き物が好き。多摩川で獲ったうなぎに「うな王」、モツゴに「モツゴろう」、草ガメに「かめみ」などと名付け数多くの生物を飼育。中でも一番好きなのは亀。「表情があるし、形がとにかく可愛いですよね」。亀グッズを集めることが趣味だという。3人の子どもの父親。「子どもには卑怯なことはするな、正々堂々と生きろと教えています。あとはやりたいことをやってくれれば」と優しい父親の笑顔。



 ○…青少年指導員として町内パトロールも行う。「青少年の育成には今後も関わりたいですね」。がさがさ部としても活動の幅を広げることが夢。西丸子小のふれあいまつりに参加し、多摩川の生物を展示した際にはとても好評を得たという。「環境学習を行える小学校を増やすことはもちろん、イベントに参加するなど地域に協力できることは積極的にしていきたい」

 

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