インターハイ女子バレー 市立橘が初の栄冠 粘り強いレシーブ武器に
富山県で8月7日まで開催された全国高校総体(インターハイ)のバレーボール女子で、区内の市立橘高校が初優勝を飾った。過去19回の出場を誇りながら全国の壁に跳ね返されてきただけに、まさに悲願達成となった。
誠英(山口)や共栄学園(東京)など、強豪との接戦をものにし初進出した決勝戦の相手は鹿児島女子(鹿児島)。先にセットを取られる苦しい展開だったが、「最後の最後まで諦めない気持ちで戦った。みんなの気持ちが一つになっていて、レシーブが繋がった」(塚田しおり主将)という、これまで培ってきた粘りのバレーを展開。その後の3セットを連取し、36年ぶりとなる神奈川県勢の制覇を成し遂げた。
部員は33人。全国大会の常連校だが、「私立の強豪校に比べ、毎年技術や身長で劣る」(顧問の坂本誠二教諭)といい、優勝経験はなかった。昨年もインターハイ、春の高校バレーともに2回戦敗退。それでも身体能力の高い2年生を中心として互角に戦えたことで手応えを感じたという。
そして、接戦をものにするため、選手一人ひとりが1点にこだわって練習や試合を実践。戦術面では、サーブで相手を崩してブロックで仕留める形を強化するため、サーブ練習に多くの時間を費やした。体育館のコートが3面とれる日などは、県外の強豪校と積極的に練習試合を行い、実力をつけていった。
こうした努力が形となり、今年6月の関東大会で見事初優勝。自信をつけ臨んだインターハイだった。坂本教諭が「弱気な部分がなく、絶対負けないという気持ちがあった」と話すように、デュースやフルセットをものにし、19年連続20回目の出場で初の栄冠を勝ち取った。塚田主将は「嬉しくてたまらない。先輩たちのことを考えても、自分たちが優勝できてよかった」と喜びを口にした。
明日25日には国体の関東ブロック予選、その先には春の高校バレーがある。坂本教諭は「インターハイの県予選でも苦しんだので、まずは出場すること。3年生にとって春高バレーは集大成の大会となる。このチームが大好きなので、少しでも長くやれれば」と話した。
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4月26日
4月19日