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中原区 人物風土記

公開日:2013.08.23

中原防犯指導員連絡会の会長に就任した
尾木孫三郎さん
新丸子東在住 69歳

防犯活動で地域に恩返しを

 ○…区民の安全を守るため、区内のパトロールや防犯に関する広報、啓発活動を行う同会。青色パトカーでの見回りや、街頭でのチラシ配布など、安心・安全の街づくりのため、地道な活動を行っている。「中原区は武蔵小杉を中心に再開発が進み、新しい街の雰囲気がある。昔からの住人と新しい住人が一体となって防犯意識を高められるような活動をしていきたい」と意気込む。

 ○…知人の紹介で平成6年に同会に入会。「安心・安全の街づくりにおいて、最前線にあるのが防犯」という思いから、約20年にわたり防犯活動を続けてきた。ここ数年は街の人の防犯意識が強くなっていることを肌で感じている。「駅前キャンペーンで啓発チラシを配っていても、通行人が理解を示してくれる。昔とは変わったよね」と微笑む。最近では、振り込め詐欺の増加に伴い、警察のキャンペーンに参加して、注意を促すビラの配布などを積極的に行っている。

 ○…島根県益田市で育ち、15歳の時に中原区に移る。少年時代から困っている人を見過ごせない性格は、「今でも変わらないね」と白い歯を見せる。武蔵小杉で不動産業を営み約40年。業界団体でも数々の役職を引き受け、平成17年には黄綬褒章を受章した。「不動産の仕事一本で汗を流してきた」とこれまでを振り返る。「街づくりにも協力したい」と地域の活動にも積極的で、丸子多摩川観光協会、社会福祉協議会、町内会など多くの団体に関わる。

 ○…「地域の皆様のおかげで、ここまでやってこれた。ここで商売をする者として地域に恩返しがしたい」と強い地域愛があるからこそ力も入る。再開発の進む街について「伝統や日本人としての心を大切にし、深みのある地域になっていってほしい」と願う。小杉の再開発も後半に入った。「再開発が終わる頃には、ここに住む人たちが防犯意識を共有化できればいいね」。

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