区内5地区の少年野球チームが区の頂点をめざす「中原区選抜小学生野球大会」が、今大会を最後に幕を閉じる。1993年から25年、市大会への予選も兼ねていたが、その状況が変わり主催者は継続を断念。最後の大会は7月1、8日。主催者は「ぜひ観戦に訪れて」と呼びかけている。
この大会は、区内の少年野球のレベル向上と青少年育成などを目的に、丸子地区少年野球連盟が1993年にスタート。大戸、小杉、住吉、玉川の4地区の代表チームを誘致し、リーグ戦で中原区ナンバー1を決める大会となっていた。また、優勝・準優勝したチームには、川崎市の大会への出場権も与えられていた。
しかし、市の大会に出場する他区のチームのほとんどは、優秀な選手を集めた選抜チーム。単独チームを代表とする中原区が勝ち抜くのは難しい側面もあった。少年野球人口の減少も指摘されている中で、区の少年野球を管轄する中原区子ども会連合会は昨年から選抜チーム編成に変更。その結果、中原区選抜小学生野球大会は、市の大会へとつながる位置づけではなくなった。
こうした状況などから、丸子地区少年野球連盟は大会の継続は難しいと判断。同連盟本部長の石井彰さんは、「25年という節目ということもあり閉幕させていただくことになった。中原区子ども会連合会をはじめ、これまで支えていただいた関係者や保護者の皆さまに感謝したい。今後も子どもたちを見守る思いは変わらない。ぜひ最後の大会を観戦してほしい」と話している。
5地区から集結
最後となる第25回中原区選抜小学生野球大会は7月1日(日)と8日(日)に、多摩川河川敷のグラウンドで開催予定。開会式は初日8時。区内5地区から5年生以下と6年生のチームが集まり、それぞれリーグ戦が行われる。
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