中原区版 掲載号:2019年4月5日号 エリアトップへ

4月1日付で中原区長に就任した 永山 実幸(みつゆき)さん 幸区在住 57歳

掲載号:2019年4月5日号

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和のある「区政運営」を

 ○…中原区役所への着任は3度目。2015年度には区民サービス部長として、窓口の待ち時間短縮のための「中原区なう」を導入。17年度は副区長を務め、区長とともに市と地域の橋渡し役を担った。「新しい動きと昔ながらの繋がりが中原区の魅力。この人の和は地域包括ケアやコミュニティ形成だけでなく、いずれ起こる地震や風水害への安全安心にも必要」。街を知るからこそ描けるビジョン。区民、職員一丸で地域の実情に沿った区政運営を進める決意だ。

 ○…忘れられないのは、東日本大震災後に市環境局に新設された放射線安心推進室室長の職務。市民の安心安全確保を使命に、依頼があれば現場へ出向き、放射線量の測定や除染作業もした。「誰も経験がないこと。国の基準だけでは市民の不安は払拭できなくて、市独自の数値を定めたりしながら。知識もないから毎晩残業、自らを鼓舞して取り組んでいましたね」

 ○…秘湯で知られる岩手県西和賀郡(現・和田町)で生まれ育ち、親の転勤で7歳のころ川崎へ。当時は「公害のまち」。「外に置いていた洗濯のたらいに粉じんが溜まって。親は新生活に慣れなかったみたい」と振り返る。「電話が無いほど家が貧しく3人兄妹でもあったから」と、昼間はアルバイトで学費を稼ぎ夜間大学に通った。警察官の試験にも受かり進路に迷ったが、「親に心配かけたくなかった」と長男としての気持ちが増した。

 ○…昨年発足した警察、消防の署長と連携し安全安心を“めざし”ていく『MEZASHI』。「新メンバーだね。区民のためなら引き継ぎたいね」と微笑む。常に心に留める言葉は聖徳太子の『和を以て貴しと為す』。「慣れ合いではなくて、相手の意見を尊重しながら協議し知恵を出し合うことが解決へと向かうはずだから」

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