一般社団法人 川崎中原工場協会の会長に就任した 小林 政男さん (株)興建 代表取締役 70歳
「人を大切に」地域に還元
○…製造、飲食、サービスなど業種問わず約270社が加盟する大所帯。周囲から推す声もあり舵取り役を引き受けた。働き方改革など時代の変化で経営側に求められるものは大きいが、「変化できる者が生き残る」というダーウィンの言葉を胸に刻む。「良い事はどんどん取り入れたい。入って良かったと思ってもらえる協会にしたい」。若手や女性が活躍する委員会をはじめ更なる活気を促す。
○…一度は建築業界に就職するも、労働者にとって過酷な環境を目の当たりにし、「人を大切にする会社を」と20代で脱サラし起業。バブル崩壊、リーマンショックなど幾度か逆風にさらされたが、顧客・取引先・社員とも「三方よし」の精神はブレなかった。今では地域に根差し41年、従業員は60人を超え81歳でも働ける職場に。「適材適所で。創業当時からの職人が今も頑張ってくれているのは嬉しいね」。昨年の40周年には地域貢献にも注力。「多くの方に支えられてきたからね」。人を大切にしてきた行いが、形となって表れている。
○…群馬県沼田市生まれ。幼少期は柔道、空手、マラソン、スキーとスポーツ万能。山登りも好み「谷川岳はよく登ったね」。両親から先祖を敬う大切さを教えられてか、趣味は仏像巡り。最近も京都や福島へ。「仏像を拝み眺めていると気持ちが落ち着く。気付いたら1時間経っていたり」と笑う。親子仲や世界平和も「敬う気持ちが大切かな」。
○…会員減小の団体が多い中で約270社を維持するも「めざすは300社。情報共有し互いの利益になるような連携、若者の夢も叶えたい」。今年は合同入社式を初開催し好評を得た。「どんなに長く生きてもあと30年。太くても細くても同じなら、目一杯生きたいね」。豊かな経験を惜しみなく還元するつもりだ。
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4月26日
4月19日