神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2019年8月2日 エリアトップへ

理論に基づく認知症ケアを広める活動を行い、今月「エポックなかはら」で講演する 竹内 孝仁さん 都内在住 78歳

公開:2019年8月2日

  • X
  • LINE
  • hatena

認知症に「生き方の選択」を

 ○…認知症の症状を改善し、自立した生活を送れるよう導く「自立支援介護」の普及活動を行う。国内外で講座や講演などを行い、介護する家族に症状改善の手助けをしてきた。国際医療福祉大学大学院では教授として介護に取り組む後進の育成に尽力。川崎市介護保険運営協議会の議長も務め、市内の高齢者施策に携わるなど活動は多岐にわたる。「認知症で苦しむ人や、寝たきりになった人をもう一度元気にしてあげる。そこから先、どういう生き方を選択するかはその人の自由。可能性を広げたい」。

 ○…日本医科大学を卒業後、整形外科医の道へ。リハビリを専攻したことから、特別養護老人ホームに関わるように。「現場で寝たきりによる床ずれや手足の固まりに悩む人が多く助けたかった」。リハビリの知識を元に、寝たきりから起き上がり歩けるようになる「離床」や、おむつを外して過ごす「おむつゼロ」を生み出した。認知症の改善に取り組む足掛かりにもなった。やまない探求心について「巳年だからね。ある分野に首を突っ込んだら、分かるまで追求するタイプ」と笑みを見せる。

 ○…多忙な日々のなかでも、ウォーキングやジムは日課。また、学生時代から読書家で、本を読む時間がストレス発散だ。「最近読んでいるのは、芥川龍之介や坂口安吾。高校の授業でも触れる作品だけど、今改めて読むと気づきも多くてね」。

 ○…「小杉周辺は懐かしい。今ではタワーマンションが林立してすっかり変わったね」。15年前、日医大武蔵小杉病院に勤めていた頃を懐かしむ。そんな第2の故郷で今月開催する「認知症あんしん生活実践塾2019」。「全国に先駆けて認知症ケアを実践してきた川崎市での開催。健康都市の全国的なモデルになってほしい」と期待を込める。

中原区版の人物風土記最新6

鹿島 連(むらじ)さん

中原消防団の第20代団長に4月1日付で就任した

鹿島 連(むらじ)さん

下小田中在住 62歳

4月26日

中山 寛隆さん

川崎市制100周年記念で演奏する合唱団に携わる、川崎市合唱連盟の事務局長

中山 寛隆さん

高津区在住 36歳

4月19日

佐藤 智宏さん

第58代目の中原警察署長に、3月19日付で就任した

佐藤 智宏さん

区内在住 56歳

4月12日

トニー クルーズさん

火災予防ポスターをデザインして中原消防署から感謝状を贈呈された

トニー クルーズさん

新丸子東在住 53歳

4月5日

佐藤 翠(みどり)さん

川崎市男女共同参画センター「すくらむ21」で居場所事業を担う

佐藤 翠(みどり)さん

高津区在勤 32歳

3月29日

小林 規一郎さん

「100Kmウォーク」のイベントを企画した、ブレーメン通り商店街青年部長

小林 規一郎さん

木月在住 48歳

3月22日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月26日0:00更新

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook