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中原短歌会 伝えたい「31字の魅力」 会員10人、高齢化課題に

文化

掲載号:2020年9月25日号

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代表の松原さん(右)と戸張さん
代表の松原さん(右)と戸張さん

 短歌愛好者らが集まり、50年以上にわたって活動を続けている「中原短歌会」が存続の危機に立たされている。会員は年々減少し、高齢化も課題に。日本の伝統文化である短歌の魅力を若い世代にも伝えていきたいと、会員らは思いを込める。

 わずか31字で、感じたことや想像したことを表現する短歌。中原短歌会は1966年に発足して以降、毎月専門の講師を招き学びの場を設けてきた。それぞれが詠んだ歌を持ち寄り、互いに批評しあうなどして研さんを重ねてきた。名所や旧跡に出掛け、その場で短歌を詠む「吟行会」も実施。日本民家園や二ヶ領用水などの市内だけでなく、都内や京都など全国も巡った。会員が詠んだ短歌は「年刊歌集」として毎年一冊にまとめて刊行し、記録として残している。

 しかし、ここ数年は会員が減少。現在は10人ほどで、ピーク時の約5分の1に。年齢は60から80代と高齢化も進み、会の活動も制限されてきているという。新規会員が増えない理由の一つは、短歌の魅力を伝える難しさだ。会代表の松原佳江さん(86)は「万葉集が起源の短歌だが、若い人にとっては古いイメージがあるかもしれない。でも短歌には31字でまとめる楽しさがあり、頭の体操にもなり、五・七・五・七・七のリズムは現代にも息づいていると思う」と話す。興味があれば初心者でもすぐに馴染めるのも短歌の魅力という。

 川崎市内では、川崎歌話会が主催する市民短歌大会が春と秋に行われ、全国でも多くの大会が開かれている。同会の会員も各大会に作品を応募し、大賞などの受賞歴を残してきた。

 60歳を過ぎて短歌会に入会した戸張はつ子さん(77)も、短歌の魅力に惹き込まれた一人。「仕事一本で生きてきたが、短歌と出会って人生が豊になった。普段の暮らしの中で感じたことを表現できる楽しさを、ぜひ若い人にも」と、市内でも歴史ある会の存続を強く願っている。問合せは、松原さん【電話】044・766・0344。

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