横須賀・三浦 トップニュース政治
公開日:2025.12.19
スポーツ軸にまちづくり
横須賀市議会「振興条例」制定
横須賀市議会は12月12日、スポーツを核としたまちづくりを推進するために「横須賀市スポーツ振興条例」を制定した。市民が運動に親しむための環境整備や障害者のスポーツ参画を促すことを市の責務として明確化する。周辺観光や地域交流を組み合わせたスポーツツーリズムの可能性も追求し、地域の活力を高めていく狙いだ。
市の責務など明確化
同条例を制定することで個人やチーム、団体がそれぞれ取り組んでいるスポーツを健康寿命の延伸、観光振興、地域コミュニティの再生など、「まちづくり」にまで広げて発展させていく。追浜には、プロ野球「横浜DeNAベイスターズ」二軍の本拠地、久里浜にはJリーグサッカー「横浜F・マリノス」の練習場を中心とした施設がある一方、「プロスポーツチームと市民の関わりは、市の担当部局が独自の目標で動いていた感があった」とスポーツ振興検討協議会で委員長を務める山本賢寿議員。情報共有や目的の意思統一を図って、全体として連動させることで効果を高めるという。対象には、eスポーツやアーバンスポーツも含み、国際交流の推進にもつなげる意向。条例制定後は政策が有効に機能しているかや効果の検証を同議会の常任委員会で行っていく。
同条例は、来年4月1日の施行予定。議員提出による条例の制定は「市がん克服条例」「市歯及び口腔の健康づくり推進条例」「市犯罪被害者等基本条例」「市子どもの権利を守る条例」に続いて5例目となる。
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