神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
中原区版 公開:2021年5月28日 エリアトップへ

市商連 「次世代への継承めざす」 柳沢氏、会長就任で抱負

社会

公開:2021年5月28日

  • X
  • LINE
  • hatena

 川崎市商店街連合会の総会が5月24日に行われ、任期満了を迎えた深瀬武三会長に代わり、柳沢正高氏(74)が新会長に就任した。任期は1期2年。商店街を取り巻く環境や課題、今後の展望について方針も示した。

在り方模索する時

 来年に創立70周年を迎える市商連。本来であればその機運を高めるための企画を練る時期だが、新型コロナの影響で会議すら十分にできていないという。柳沢会長は「商店街は商品やサービスの提供だけでなく、地域コミュニティーの担い手としての役割も果たしてきた。今その存在意義を示せず悔しい」と危機感を抱く。それでも「考える時間があるからこそ、今後の在り方を模索する機会だ」とも。

 商店街を存続させるためのテーマの一つが「次世代への継承」。役員の多くが創立時からの2世代目にあたり、高齢化が進む。柳沢会長は「やる気のある若手リーダーに託せるかが今後の課題」と強調する。加盟する商店街は99(2019年度)あり、155あった20年前と比べ4割近く減少。店舗数においては7633件から3636件と半減以下になった。こうした中、膝元のモトスミ・オズ通り商店街は若手役員への移行を進めるなどし、会員増につなげている。

 市商連の主な業務には、市全域にわたる事業の推進や行政との連携などがある。ただ、地区の取り組みを後方支援することも重要と捉える。「市の人口が増え、街の特色も異なる。地域の実情や社会変化にあわせて対応すべき。『かわさきハロウィン』はその成功例の一つ」と柳沢会長。

 市はコロナで停滞する地域経済の消費喚起策として「川崎じもと応援券」を発行、第2弾が始まる。「市民やお客様目線になっているか、店舗側の立場を踏まえているか、内容や仕組みについて今後検証する必要がある」。商店街の賑わい再創出へ歩みを進める。

中原区版のローカルニュース最新6

富士通、16年ぶりV

女子バスケWリーグ

富士通、16年ぶりV

 市スポーツ特別賞受賞

4月19日

実践例盛り込み改訂

中原区

実践例盛り込み改訂

市民活動紹介の冊子

4月19日

「地元の戦火・傷跡知って」

「地元の戦火・傷跡知って」

中原空襲展 会長、思い吐露

4月19日

吉川さんが一日警察署長

元AKB48

吉川さんが一日警察署長

交通事故防止を呼び掛け

4月19日

初代市長石井氏を語る

市制100周年事業

初代市長石井氏を語る

市観光協会会長ら登壇

4月19日

人口155万人を突破

川崎市

人口155万人を突破

政令自治体で6位の規模

4月19日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

中原区版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

中原区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月19日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook